明知城散策に続いて、第三セクター明知鉄道で少し移動して岩村へ。
城好きなら訪問先のお城の目星もつくとは思いますが、今回は明知鉄道の乗車記です。
末端部分をかじっただけですが、レトロ、ローカルな良い雰囲気と頑張る3セクの心意気の一端を味わうことはできたんじゃないかな。
明智鉄道明知線
簡単に路線概要から。
岐阜県恵那市の恵那駅から明智駅を結ぶ25kmほどのローカル線です。
かつては国鉄の路線でしたが、1981年に第三セクター化し、今に至ります。
列車内の路線案内。これで全部の小さなローカル線です。
日本有数の急こう配の駅が複数あるなど面白い特徴もありつつ、車窓は純然たる山間のローカル線の雰囲気。人も少なめでした。
昼間の末端部だったからかな。恵那方も乗って雰囲気を感じておかないと。
岩村駅で去り行く列車とともに。非電化単線でいい雰囲気です。
一方で駅では様々な盛り上げる工夫が見られたり、各種イベント列車も仕立てたり、
前向きに頑張っておられる様子に応援したくなる路線でした。とろろご飯美味しそう。。
明智駅~岩村駅
旅のスタート地点は終着、明智駅から。
平屋の典型的なローカル線の駅舎を持つ明智駅。
バスも来ていて今も地域の交通結節点となっている様子がうかがえました。
明知鉄道の明智駅。
この漢字のややこしさはWikipediaによれば明智駅があった旧明智町の町名が変わったことに由来するそう。記事中どこかで漢字を間違えていてもお許しください。。
駅構内には非常にお手製感漂うヘッドマーク?が飾られていたり
明知鉄道公式キャラのてつじいもいました。
水色のペンキが飛び散っているの、多分デザインじゃないと思うんですが、この辺のお手製感もなんだかいいですね。
乗った列車にもヘッドマークが出ていました。
Postrainの名前の通り空いたスペースに郵便物も載せる貨客混載の取り組みだそう。
派手なイベント列車以外に地味?でも着実に収益につながる取り組みはいいですね。
乗ったのは旧国鉄を引き継いだ3セクあるあるの一両の気動車。
ローカル感ある車内はいたって普通ですが、
切符は変わっていました。硬券です。
着実に話題を作っていきますね。本当。
岩村まで買ったはずがえらく縁起のいい名前の駅行きになったのはたまたまですが、なんだかいいことありそうな気がします。乗せられてるー。
最初の途中駅は、野志駅
Wikipediaによれば、日本で3番目に急勾配の駅なんだとか。
駅名表と柵の傾きから何となく坂道感は感じられるかな。ちょっとわかりにくいかも。
列車は頑張っているのでしょうが、乗っている側からは変化は感じられず、傾斜を実感するには至らなかったんですよね。
ちなみに2番目の急こう配駅もこの路線にあります。が、1位は別路線に。惜しい。。
次は山岡駅
こちらのてつじいには水色飛んでいないですね笑
この駅の名物は、このてつじい、、、じゃなくて寒天。
旧山岡町は細寒天のシェア80%以上を誇るのだとか。明智駅のヘッドマークにも描かれていました。
駅隣接でかんてんかんという施設が建てられています。
途中下車してみたいところでしたが、降りると次の列車まで1時間待ちますので今回は先へ。
今回の目的地、岩村駅までの最後の途中駅は、花白温泉駅
同じ名前の温泉が駅前に居ました。分かりやすい。
岩村駅
そして、明智から4駅目が目的地、岩村駅です。
昔ながらの駅名板が残りつつ、ホームはなんだかとても賑やかです。
岩村城も年季を感じる看板でお勧めされています。
てつじいの隣にいる方が女城主おつやの方でしょうか。。。?印象違う気はしますが。
お城に行く前にまずは小さなローカル駅を見て回ります。
ホームのずれが気になる行き違い可能駅。
明智鉄道線唯一だそうで、行きも帰りも行違っていました。
ホームには触れる信号機がありました。
時間が合わずに動かしていませんが、
多分あれが動くはず。
子連れなら良いかもしれませんね。レトロ、城下町と子連れは親和性低そうですが。
岩村駅でもいろんな宣伝が出されていました。相変わらず商魂たくましいです。
人がいないと宣伝も出ませんし、それだけ使われているということなんでしょう。
それにしても、岩村駅丼、これだけ大きくうまい!!!と書かれると気になっちゃうじゃないですか。ご飯時じゃなかったけど。
岩村駅最後は駅正面から一枚。
なんてことはないローカル駅舎、だと思いますが、丸いポストと一緒に見ると一層レトロ感が強まる気がします。良い。
明知鉄道の一部を味わっただけですが、のどかな山村をのんびり、でも頑張りながら走る様子を良く感じることができました。
駅前の看板の通り、この後は岩村城下町を通り抜けて、岩村城へ。
続きはまた次回。
こちらの城×ローカル線もいかがでしょうか。
3セク繋がりで。
こちらは名松線で。
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