前回に引き続き、駿府城訪問記です。今回は二ノ丸から内部を散策。
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前回最後の東御門から再開です。東御門をくぐって中に入ります。
当時も主要な出入り口だったようですし、威厳がありますね。
静岡市街地から駿府城公園に行くときは県庁側を通ることが多く、東御門はなかなか来ないところにありますが、せっかく城跡として楽しむなら、あえてここまで来て入るほうがおすすめです。
東御門は1996年に日本古来の工法によって復元されました。寛永年間に再建された当時の姿を目指したものとのことです。
正面から。スマホだと画角がきつい(笑)
左にぎりぎり写っているのは静岡県庁別館ですかね。無料の展望ロビーからは駿府城を見渡せるようです。
東御門内部の枡形。鏡石がいくつか見えますね。
枡形内部から櫓門を。公式HPの写真だとピカピカの木造建築のようですが、日が経って良い感じになじんできていると思います。
石垣も当時の再現であれば、これだけの数の大きな石を使っているのはすごいですね。さすが大御所のお城です。
二ノ丸側からの櫓門。梁の木が太くて立派です。
内部は都市公園の装いです。散歩をしている人もたくさんいましたし、イベントも良く開催されています。
城跡訪問をされるときはイベントを避けたほうが雰囲気があってよいかもしれませんね。
東御門から入って右手に東御門券売所があります。東御門と巽櫓への入り口です。百名城スタンプもあります。
警備員さんがずっと睨みを利かせていて写真撮れませんでした。
東御門から入って正面には一部だけですが、発掘調査で見つかった本丸堀(内堀)があります。
今は本丸堀の内側も外側も同じような公園ですが、当時は本丸には5層7階の天守があったとのこと。どんな様子だったのかとても気になります。
反時計回りに二ノ丸を進むと二ノ丸水路が見えてきました。東御門をくぐる前に見えていた二ノ丸堀(中堀)と本丸堀をつないで、本丸堀の水位を安定にするものです。
下方は家康のころの石垣と推測されているそうです。これだけのものを作らせる権力ってすごい。。
そこまで石が敷かれていたんですね。やはり大御所のお城なので力の入れようが違います。今は見えませんが。。
そのまま公園城跡を散策。
本丸跡についに家康公がいらっしゃいました。
その隣にある家康お手植えのミカン。紀州から献上されたものとのこと。
いまでも実をつけていて、収穫された実は近所の人に配られているようです。
家康像の近くでは、天守台発掘調査が行われていました。2020年2月とのことでもう終わっているのかもしれませんが、見学は可能でした。
小天守台の石垣が見つかって、今のところ確認できる最古の連結型天守とも考えられるそうです。今後の研究の進展が楽しみですね。
訪れたときは終わってしまっていましたが、発掘現場の見学や発掘情報館もあります。
そこからぐるっと回って、南西角にある坤櫓です。
防御の拠点、見張り場としての機能に加えて、武器庫としても使われていたとのこと。
2014年に再建されました。
先ほどの発掘調査といい、コツコツと駿府城を再建し続けていて良いですね。
柵がとても現代っぽいのは気になりますが。。
そのわきには、地震で崩れた石垣を再建した際に余った石で作った、石垣の構造説明。
石垣の裏側を見る機会は少ないですから勉強になります。タモリ倶楽部で作っていましたが。
一周して二ノ丸御門橋から外へ。こちらが繁華街に近い県庁側になります。
が、当時の二ノ丸御門は跡地のままです。石垣の積み方が違うので場所はとても分かりやすいそうです。
今の橋は当時とは違うところにかけ替えられた普通のものなので写真はいいかな。。
二ノ丸橋から二ノ丸堀の石垣です。石垣ってこんなに膨らむんですね。
二ノ丸御門側の三ノ丸には県庁があります。
今も引き続き発掘が進められているので、しばらくするとまた姿を変えていきそうです。新しい発見が楽しみですね。
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