山陰から一旦離れて、静岡の続百名城へ。
全然知りませんでしたが、丸馬出がよく残った素晴らしい城跡でした。
続百名城で指折りの満足度でした笑
訪問日:2020年3月
お城:諏訪原城(146) 静岡県島田市
HP:諏訪原城跡 - 島田市公式ホームページ諏訪原城跡 - 島田市公式ホームページ
アクセス
- アクセス
電車:JR金谷駅徒歩30分 または島田市コミュニティバス菊川神谷城線 石神上行きで諏訪原城バス停下車
徒歩だと登りなのでちょっとしんどいかもしれません。
ただ、バスも1日5本だけなので、時間に注意です。
車:東名高速 相良牧之原ICから20分
ビジターセンターは2019年3月にできたばかりでナビに入っていないかも。
城跡の隣にある諏訪原城ビジターセンターに無料駐車場があります。 - スタンプ
諏訪原城ビジターセンター
10:00〜16:00 (月曜休館、休日の場合翌日)
外にもスタンプがあるので、閉まっているときもいつでも押せます。
100名城の本とは場所が変わっていたので要注意です。
- 料金
無料。城跡もアクセス自由です。 - 所要時間
1~1.5時間 - 満足度
4.5/5
小ぢんまりとした土のお城ですが、丸馬出、堀が立派に残っていて、満足度高かったです。
訪問前は知らなかったので、現地に着いてからとても立派に残っていることに驚きました。
城跡にはだれもいませんでしたが。。 - 付近スポット
百名城関連だと、駿府城、掛川城、高天神城が近くです。
概要
諏訪原城は武田信玄が築いた砦をもとに、武田勝頼が駿河侵攻と徳川への備えとして馬場信房に命じて城築かせた山城でした。
築城されて2年ほどで徳川家に攻め落とされ、20年ほどで廃城になってしまった短命のお城です。(パンフレットより)
訪問記
金谷方面から車で諏訪原城ビジターセンターへ。
諏訪原城が近づいてきても看板が出てこず焦りましたが、直前にようやく初めての看板が。
看板に従って道を曲がるとすぐにビジターセンターがあり、その前に駐車場がありました。
ビジターセンターは16時まで。施設は新しくてきれいです。
スタンプはビジターセンター入ってすぐのところにあります。
施設内には想像通り、諏訪原城に関する展示があります。
訪問前は丸馬出って何だろうというレベルでしたが、展示のおかげでよく理解できました。
地元の高校生が作ったジオラマも良い味を出していました。(写真は冒頭リンクの諏訪原城公式HPに。)
ビジターセンターはスポーツバイクに優しい雰囲気でした。坂の上なのでちょっと自分にはしんどいかな笑
自販機で自転車のチューブも売っていました。
城跡探索
ビジターセンター向かって左手から諏訪原城に向かいます。
ビジターセンターの裏手は茶畑です。静岡ですね。
道中にビジターセンターが閉まっているときに使えるスタンプ台がありました。
スタンプは引き出しの中に。いつでも押せますね。
スタンプを押すと茶畑の隣にある普通の原っぱのような城跡が広がります。
ここまでは、残念城跡かなと思っていました。
大手曲輪を区切る外堀です。浅くなってしまって言われないと気付かないかも。
大手曲輪から順路に沿って丸馬出方面へ歩きます。
途中の外堀がしっかりと残っていて、予想と違うかも?
とても深い外堀。これは越えられない。。
奧に向かう途中に石碑がありました。ここは城域の外だと思うのですが、なぜここに?(笑)
石碑を過ぎると丸馬出が見えてきます。
1番大きな二の曲輪中馬出です。本当にきれいに残っていますね。急峻な堀がとても良い。
当時攻め込んだ側の視点もこんな感じだったのかな。
事前の低い期待値も相まって、突然の遺構にテンション急上昇です。
ちなみに、現地で勉強した知識を披露すると、丸馬出とは武田家流築城術の特徴で、虎口の外側に堀で区切って設けられた半月形の曲輪のことです。攻め込んできた騎馬隊はここで足止めをされて、場内の防御側は守りやすい構造ですし、ここを拠点にひるんだ相手に攻め込むこともできる優れものなのです。
と、盛り上がりかけたところですが、少し長くなったのでここで一旦区切り。
明日に続きます。
その2はこちら