にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

向羽黒山城(111)と会津の馬肉 -2019GW東北城巡り⑩

東北城巡りはようやく3日目。
会津若松からのスタートです。

会津若松と聞けば思い浮かぶは鶴ヶ城羽黒山ですよね(違
もちろん鶴ヶ城も見学しましたが、遠征なので一度にまわりたいということで終日見学可能な向羽黒山城から先に訪問

私は続百名城で初めて聞きましたが、非常に規模が大きく遺構も残った立派な山城でした。
ただ、雨で雲がかっていたので写真は少なめです。残念。

お城:向羽黒山城(111)
HP: 向羽黒山城特設ページ « ミサトノ.jp | 会津美里町ポータルサイト
訪問日:2019年4月
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概要

羽黒山は岩崎山(向羽黒山)の山頂409mに築かれた山城です。
山頂に一の曲輪、尾根伝いに二の曲輪、北曲輪、三の曲輪などが配置され、東を流れる阿賀川を水堀に、土塁や堀などの防御施設も数多く築かれました。
非常に規模が大きく、東日本最大級の山城ともいわれます。

その歴史は、蘆名氏中興の祖、16代盛氏が隠居城として1561年から8年かけて築いたことに始まります。
蘆名氏の滅亡後は、伊達政宗蒲生氏郷上杉景勝らが使いました。
特に景勝は会津に入ると真っ先に向羽黒山城を大改修したとされ、対徳川戦の最後の砦と考えていたという説もあります。
関ケ原の戦いのあと、上杉氏は米沢に移封となり、向羽黒山城は廃城となりました。

現在は中腹から山麓にかけて、白鳳山公園として整備されています。

訪問記

スタンプが24時間押せることを活用して、ホテルの朝食前に出発です。

が、この日は朝から雨。。
明らかに雲が下りてきている山に不安を覚えながら向かいます。

会津若松駅前の宿からはレンタカーで20分ほど。
会津美里町インフォメーションセンター前、看板が出ている小さな交差点を左折、細い脇道を進むと、スタンプのある向羽黒山城跡整備資料館に到着です。
最後の道は1車線分の細い道ですが、前日の三春城の道と比べるとそこまで怖くはないかな(笑)

前情報通り、資料館前に自由に押せる形でスタンプが置いてありました。
山城でも城跡近くに24時間のスタンプがあるのはとても助かります。

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これはどこの堀切でしょう。この旅はモデルの分からない城ばかりです。。

スタンプの近くにパンフレットは見当たりませんでした。
あとで調べてみると会津美里町インフォメーションセンターに行くかHPでダウンロードしないといけないようですね。
» 向羽黒山城跡リーフレット « ミサトノ.jp | 会津美里町ポータルサイト

無いものは仕方ないので、手探りで資料館脇の道を車で進みます。
相変わらず離合困難な細い道+崖でしたが、三春城ほどの怖さは感じず、ずっと進むと一の曲輪下の駐車場に到着。
ちなみに、向羽黒山城では、本丸・二ノ丸、、、ではなく、一の曲輪・二の曲輪、、、と呼びます。

車を停めた時点でも周りは雲で真っ白。。。諦め半分で登城開始。
なお、登城口は駐車場近くの階段で、パンフレットなしでも迷いませんでした。

登城路は完全な山道。
きちんと整備されているのでスニーカーでも登れはしますが、雨のなかだと靴がびしょびしょ。。
途中非常に大きな竪堀があったのですが、写真は撮っていませんでした。
今思うと、あれだけ大きな竪堀はほかの城跡でも見たことがありません。

山頂付近からの写真です。

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これでも雲が晴れてきた方なんです。実は。

ちなみに、足元が落ち葉に覆われているように見えますが、これは脇を映しているからで、順路はちゃんと整備されていて落ち葉はほとんどありません。

登り始めて15分くらいで山頂の一の曲輪に到着。
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平場がきちんと残っていて良い雰囲気ではあるのですが、いかんせん何も見えない。。。
ここからの景色を見て当時に思いを馳せたかったのに。

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山頂からの景色。
晴れていれば鶴ヶ城会津若松の街並みも見えるはずなのですが。。。

というわけで雨もぽつぽつ降り始めたところでそそくさと退散です。

感想

満足度 2.5/5(晴れていれば。。。)
東日本最大級の山城といいつつ、雲に覆われていたことで、その広さを感じることはできませんでした。
ただ、一の曲輪までの道中の竪堀の残り具合などから片りんを窺い知ることはできました。
車でのアクセスはさくっと見て回る分にはとても好都合で、スタンプの管理法も含めて続100名城を巡るにはとてもありがたいお城。広さを感じるには歩いた方が良いのでしょうが、隅々まで堪能しようとすると何時間かかるかわからないので、最初はこれくらいが良いかな。

なんにせよ、山城は天気の良い日に行かないとダメですね。。

会津の馬肉

雲の中の山城の写真だけというのはあんまりにもあんまりな気がしたので、前日食べた馬刺しも簡単にご紹介。
飛び込みで入ったお店でしたが、今まで食べたことないくらい美味しかったので。

ちなみに、会津の馬肉食文化は戊辰戦争がきっかけで広まったのだとか。
そして馬刺しを食べるようになったのは冷蔵庫が広まってからだそうで、意外と新しい食文化なのです。

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出てきたのはこちらの3種でした。(部位は忘れました(笑))

これだけ分厚いのも初めて見ましたが、食べてびっくり。
見た目も相まってマグロ中トロの刺身と間違えるくらいの柔らかさ、そして口の中で溶けてなくなりました。初体験。
肉なのにあっさりとしていて、食後感も魚の刺身を食べているよう。何枚でも行けてしまいます。

馬肉は弾力があるイメージでしたが、まるで違うのは、馬の種類が異なるからだとか。
もともと生肉は得意ではなかったのですが、このお肉だけは特別。
再訪時には是非もう一度食べてみたいと思わせてくれる美味しい馬肉でした。

お店の名前もメモを忘れてしまいましたが、会津に向かわれた際はぜひ。

基本情報

羽黒山
福島県大沼郡会津美里町船場

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

tmtmz.hatenablog.com

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