にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

古城訪問記 曳馬城(静岡県浜松市)

浜松城訪問に合わせて、その前身となった曳馬城跡も回りました。
今は東照宮になっていて、城跡感は皆無ですが、せっかく浜松城まで来たなら合わせてまわって、2公との3ショット写真を撮っておきたいところです。

お城:曳馬城 静岡県浜松市
HP:オフィシャルなものは見つけられませんでした。
訪問日:2020年6月

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概要

曳馬城の築城に関しては諸説ありますが、15世紀ごろ今川貞相によって築城されたとされます。
その後、徳川家康が入城。浜松城として西側に大きく領域を拡張して改築されました。
改築後は米蔵として利用されています。

明治期に元城町東照宮が建てられ、今に至ります。

訪問記

浜松城訪問後、その足で向かいました。歩いてすぐです。
浜松城からは太い道(国道152号)を挟んで向かい側。
駐車場から道路側を眺めると小高い森が見えるところが曳馬城跡(元城町東照宮)です。
今は木々と家、ビルで見晴らしはありませんが、きっと当時は高台からの眺めがよかったのでしょう。

正面から見た絵がこちら。

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概要で述べた通り、今は元城町東照宮になっています。
家康を祀っているので東照宮ですが、見た目は普通の町の神社ですね。

と思ったら隅に小さく石碑がありました。

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隣の説明板とともに歴史を大切にされている様子が見えてうれしいものです。

境内を見てもこれが城跡というにはさすがに小さすぎますが、当時は4つの郭からなっていて、東照宮の境内はあくまでその一部だったそうです。

中に入ります。
小さな神社なのですぐに回れてしまいますが、境内脇に銅像を発見。
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徳川家康豊臣秀吉の二公像です。秀吉の方は少年ですね。
家康は分かりますが、なぜ秀吉?と思ったら、最初に仕えた松下氏に連れられて訪れたことがあるのだとか。
なかなか遠い縁な気もしなくもないですが、この二人にこんな接点があったとは面白い。

ちなみに、もう一つの説明板では秀吉が曳馬城を訪れて松下氏に仕えるきっかけを得た、と書かれています。
微妙にずれているような、両方あっても辻褄は合うような。もう少し勉強しないと分かりませんね。

この二公像、真ん中の黒い石に立って写真を撮ると出世運が上がるのだとか。
ただ、一人だったので写真を撮ることはできませんでした。出世できないかも。。。

ぐるっと回ると、大事そうに柵がされている何かが。

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終戦直後に建てられた祠の台座でした。
浜松空襲で焼けてしまった東照宮ですが、直ぐに地域の方が祠を設けたとのこと。
その後、区画整理事業が計画されますが、この祠のおかげで破壊を免れたそう。
こうして曳馬城跡として回れているのもこの台座のおかげですね。

ぐるっと回ると正面に帰ってきます。

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三つ葉葵の紋がきちんと施されています。拝殿の正面には龍が、側面には獅子が掘られているそうですが、側面は見逃しました。。

参拝して、曳馬城跡訪問完了です。

感想

ネットで調べると、いろんなところで「せっかくなら来ておきたい」と書かれていたので来てみましたが、その評判がよく分かる場所でした。
城跡らしい遺構はほぼ何もありませんが、浜松城からすぐですし、浜松城の歴史に思いを馳せるスポットとして良いところでした。
観光としても浜松城まで来て、そのあとちょっと足を延ばして二公像で写真を撮ってお参りをする、というコースなら十分楽しめるのではないでしょうか。
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こんな感じで家康の散歩道というモデルコースも紹介されています。
全部で13もあるので、さすがに全部一度に回るのはしんどいですが、散歩ついでに回ってみても良いかもしれませんね。

基本情報

曳馬城
静岡県浜松市元城町112-1

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