にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

山代温泉街歩き -福井城巡り⑧

この旅のお宿は山代温泉へ。
今年は旅行の数が少ない分1回のお宿にお金をかけてみました。Go toもありましたし。

宿泊したのはたちばな四季亭さん
普段泊まらない良い旅館で仲居さんの人柄も良く、とても楽しい経験になりました。
おもてなしってこういうことを言うんですね。きっと。ちょっと恐縮しましたが

温泉街も歴史ある分、見どころがあっていいですね。散策し甲斐がありました。
f:id:tmtmz:20200731101206j:image

1.たちばな四季亭 2. 古総湯 3. 総湯 4. 薬王院温泉寺 5. 魯山人寓居跡

たちばな四季亭

たちばな四季亭さんは山代温泉のど真ん中、シンボルの総湯が見える位置にあります。
館内は最近リニューアルされたばかりできれいですし、もちろん温泉もリフレッシュできて、奮発した甲斐のある旅館でした。

f:id:tmtmz:20201031174909j:image
外観はこんな感じ。和モダンというやつでしょうか。
仲居さんやフロントの皆様も感染対策をしつつもフレンドリーで、コロナで大変な中でもとても暖かいおもてなしをしていただけました。

泊まったのは憧れの露天風呂付客室。GOTOさまさまです。
f:id:tmtmz:20200731101141j:image
f:id:tmtmz:20200731101103j:image
写真には写っていませんが、和室の扉の持ち手が九谷焼になっていたりと芸が細かいお部屋でした。

f:id:tmtmz:20200731101115j:image
お風呂はとても気持ちよく、言うことありません。
露天風呂付客室にはまりそうです。そんなお金足りないけど。

お風呂に入ったら眼鏡をはずしたので見えませんでしたが、坪庭までついている立派なヒノキ露天風呂でいい香りがしました。
温泉が入ったヒノキ風呂の底ってとても滑るんですね。知りませんでした。

お部屋からは山代温泉の中心部も一望できました。

f:id:tmtmz:20200731101206j:image
眼下に広がるのは総湯古総湯などの湯の曲輪(ゆのがわ)と呼ばれる街並みです。
江戸時代からの歴史ある温泉街で、屋根や舗装の色、柳の木など、上から見るだけでも気になる綺麗さ。
もちろん散策しました。

お食事もとても美味。
f:id:tmtmz:20200731101211j:image
お造りだけでも人工いくらを応用したジュレのようなものや、飾り昆布の四季亭の切り抜きがのっていたりと芸が細かい。

もっとたくさん美味しいお食事はありましたが、食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。
たしか生まれて初めて塩釜焼を割ったような。

総じて大切にしてくださっていることがよく伝わる良いお宿でした。
再訪したい宿です。

湯の曲輪街歩き

ここからは山代温泉の街並み散策編。
約1300年の歴史が宿る街並みは見どころもたくさんです。

f:id:tmtmz:20200731101319j:image
中央にある古総湯の周りが中心で、そこから商店街が伸びるような街並みになっています。
もちろん、最初に向かったのはシンボルとなっている古総湯
f:id:tmtmz:20200731101333j:image
かつては外湯の文化であったため、共同浴場の周りに温泉宿が立ち並ぶ形で街が出来ていました。
中心となった共同浴場が総湯と呼ばれ、総湯を中心とした街並みが湯の曲輪と呼ばれています。
現代も総湯は存在しますが、明治時代の総湯を再現した建物が古総湯です。
f:id:tmtmz:20200731101341j:image
再建ではありますが、雰囲気がありますね。そのまま映画に使えそう。

外観だけでなく、内装も明治時代のままに復元されていて、浴室には当時流行りのステンドグラスや九谷焼のタイルを使うなど、豪華な作りとなっているそうです。
お部屋に立派な温泉がなければきっと立ち寄っていたはず。

古総湯の向かいには総湯。2009年に建て直された現代の共同浴場です。
元は古総湯の場所、湯の曲輪の中心にありましたが、建て替えに伴い移転。
その際に湯の曲輪にあった老舗旅館の門を利用する形になりました。
f:id:tmtmz:20200731101326j:image
朝から地元の方がたくさん利用されていて、外湯の文化が今も息づいている様を感じることができました。
古総湯は観光メイン、総湯は地元メインみたいな棲み分けがあるのでしょうか。
日常的に温泉に入りに行くような生活もしてみたいものです。

湯の曲輪の反対側にははづちを楽堂
f:id:tmtmz:20200731101336j:image
時間が遅くて入れませんでしたが、お土産やカフェ、ギャラリーなどが集まっていて楽しそうなところです。
特徴的な赤い壁はべんがら格子山代温泉の昔ながらの風景だそう。

はづちを楽堂からは温泉通り商店街を真っすぐお散歩してみました。
こちらは、まぁよくある商店街という感じですね。
地酒やお土産を買いたかったのですが、時間が遅くて閉まっているお店も多くてちょっと後悔。
そもそもシャッターが下りていそうなお店があったのは気になりましたが。。

端まで歩いてからもう一度湯の曲輪に帰ってきました。歩き疲れました。。
湯の曲輪の反対側に伸びる道路には薬王院温泉寺
f:id:tmtmz:20200731101323j:image
山代温泉の守護のために建てられたお寺です。
門からすでに良い雰囲気を感じますね。
f:id:tmtmz:20200731101110j:image
お宿のお部屋から境内を見渡すことができました。結構広くて自然も多くて落ち着けそうな境内です。

最後は魯山人寓居跡 いろは草庵へ。
北大路魯山人が半年を過ごした草庵です。別に住んでいたとか別宅とかではないみたいですね。
f:id:tmtmz:20200731101316j:image
閉まっていました。
ここが見たかったから温泉寺とかすっ飛ばして帰って来たんですけど。。。
せっかくなので、外の景色だけ目に焼き付けてきました。
べんがらの壁ですし、雰囲気からして中も良いところなのでしょう。きっと。

歴史ある温泉街は見どころがあってよいですね。
気分よく2日目終了。3日目は鳥越城跡に向かいます。

この旅は越前大野城からでした。

tmtmz.hatenablog.com

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ