犬山城訪問に引き続き、周辺の城下町を散策しました。
城下町の商店街はインスタ映えスポットになっていて、若者がたくさん。
でもそこは城下町なので、昔の名残で歴史好きの興味を引くであろうスポットもたくさん。
いろんな趣味の方が長い時間楽しめそうなスポットです。
1.犬山城第3駐車場 2.木ノ下城 3.どんでん館 4.犬山城下町 5.大手門広場 6.城とまちミュージアム 7.犬山城 8.寺内町
木ノ下城
前回まで犬山城に居ましたが、時を戻して犬山駅前、犬山市役所前の第3駐車場に戻ります。
まず近くの木ノ下城へ。
木ノ下城は、犬山城の前身となった城跡です。
1469年に織田広近によって築かれました。
その後、約70年、織田氏が居城し、織田信康が1537年に犬山城を築くと廃城となりました。
現在は愛宕神社という神社となっています。
見た目はごく普通の地域の神社ですが、
灯籠の足元には小さく石碑でアピール。
ご家族の砂遊びを邪魔しないように本殿へ向かいます。
すぐそばには立派な案内板があります。
大切にされている様子がうかがえますね。
愛宕神社本殿はちょっとした高台に建てられています。
案内板によると、この部分にかつての城の主殿があったと考えられています。
近くには金明水という井戸
近くにある銀明水とともに、木ノ下城当時に掘られた井戸と考えられています。
遺構も少なめでこじんまりした城跡ですが、丁寧に解説がなされていて勉強になりました。
城下町散策
その後は城下町散策へ。城下町のメインストリート、本町通り方面へ向かいます。
途中には何か所か旧町名の紹介がありました。こういうのを見つけると全部たどってみたくなりますよね。
ここは名栗町と呼ばれた地域
犬山城近くにある針綱神社はかつてはここにありました。
今は民家になっています。
今は住宅街のど真ん中。民家になっているところも多くて見学には気を遣いますね。。
本町通り
犬山城下町のメインストリート本町通りへ。
古そうな建物が立ち並びますが、入れ替わりも多いらしく、新しい元気なお店がとても多いです。
インスタのお陰で若いお客さんがたくさん。
お店もそちら向きが多いですが、人がいる商店街は歩いているだけで楽しいですね。
お店は入れ替わっているとはいえ、歴史あるメインストリートなので、過去の歴史はもりだくさんです。
こちらは中本町のどんでん館
名前からは何の建物か分かりませんが、犬山祭で使われる車山が展示されているそう。
本町には札の辻、高札場跡
本町の車山蔵
昔ながらの木造蔵は犬山でもここを含めて2つだけだそう。
あー犬山祭に行ってみたい。
周囲にはほかにもたくさん由緒ある建物がありましたが、現役っぽかったのと犬山城に早く行きたかったので撮影は遠慮して見学のみ。
先へ進んで大手門跡
このあたりから多少城下町の雰囲気は変わりますが、跡地は広場だけで何もないです…残念
大手門の内側には犬山藩の藩校敬道館の跡地
本筋ではないですが、この解説版の背景が見にくくて仕方なかった。。。
で、このあと犬山城を訪問しました。
少し飛ばして見学後へ。
城とまちミュージアムー犬山城下町ジオラマ
この博物館は犬山城訪問前から楽しみでした。
お目当てはとても大規模な犬山城下町のジオラマです。
入場するといきなりお目当てのジオラマが登場。
犬山城の曲輪を再現するだけでなく、本町通りなどの城下町もかなりの部分を再現されています。
大きすぎて全体を写そうとするとここまで引かないと撮れません。
ちなみにジオラマは撮影可能でした
本町通りの南端あたり。
ここは針綱神社でしょうか。お祭りの日ですね。
こちらはおそらく魚新通りの方向から。
最南端から本町通りを上がった気分で。
本町通は変わらずまっすぐ伸びていますし、城下町の町割りが今も残っていることが改めてわかりますね。
城下町から犬山城の曲輪を眺めます。
最後に犬山城をアップで。
松の丸、桐の丸、杉の丸、樅の丸がよく分かります。
後ろの木曽川を使って後ろ堅固な縄張りになっています。
本当にいくら見ても見飽きないジオラマでした。
実際に曲輪を巡ってから見たおかげでジオラマの理解が深まりましたが、これを見てから曲輪を見て回りたかった気も。
もう一度曲輪を観に行こうかな。
その後も犬山城関連の展示がたくさん。
城内になかったのはここにあったからでしょうかね。
お腹いっぱい大満足でした。
城とまちミュージアムの隣には犬山からくりミュージアムもあります。
寺内町
夕暮れ時の城下町。
電柱もないですし、アスファルト・コンクリートを除いたら、ほぼかつての景色なのかな。
帰りは本町通りをそれて、寺内町を通って帰りました。
相変わらず読みにくい背景の案内版です笑
周りには本当にお寺がたくさん集中しています。
圓明寺
浄誓寺
西蓮寺
完全な住宅街になっていて観光客も少なく、夕暮れの静かな城下町の風情が漂っています。
どこか懐かしい気持ちになりつつ、犬山城下町の良い締めとなりました。
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