にわかお城ファンの旅行記

にわかお城ファンの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。城と景色と郷土料理が楽しみな旅好きです。

花沢城 (静岡県焼津市) -駿府の西の守りは武田今川激戦地の一つ

引き続きGoogle mapで見つけた静岡県内の知られざる?名所を巡っていきます。

続いて訪れたのは焼津市にある花沢城
有名観光地ではないですが、今川家の防衛線、武田軍の駿河侵攻における合戦の舞台として歴史に名を残しています。
丁寧な整備とパンフレットが好印象でした。

お城:花沢城 静岡県焼津市
HP:公式のものは見つけられませんでした。
訪問日:2021年1月
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概要

花沢城は、駿府の西の守りとして今川方によって築城されました。
今川義元の命により築城されたともいわれますが、その時期は明らかではありません。

花沢城は武田信玄による駿河侵攻の際の激戦地として著名です。

桶狭間の戦いでの義元の敗死などで求心力を失った今川氏は、武田、徳川両軍の侵攻により瞬く間に戦国大名として滅びます。

しかし一部では今川勢力の活動はまだ残っていました。

その一つが花沢城での小原資良らの抵抗です。

1570年、花沢城のある山西地域に武田軍が侵攻を開始します。
武田軍は正月4日に攻撃を開始、主君を失った状態にもかかわらず小原資良らは奮戦しましたが及ばず、正月27日に落城しました。

訪問記

散策開始:登り口

いきなり花沢城の登り口への最後の分岐から。
まぁここまではGoogleマップ通りに進めばつきますということで。
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この分岐、なんとなく階段が誘っていますが(誘ってはいない?)、右の舗装されたアスファルトが正解です。
みかん畑があるおかげで結構先まできれいに舗装されています。

車の場合はこの先に停める場所が無いので、近くの花沢の里の観光駐車場に停めましょう。
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この分岐自体は看板が出ているので見落とさないはず。

入口には解説板パンフレットが置かれています。
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雨に濡れることもなく、パンフレットの状態は良好でした。
仕事が丁寧です。

ちなみに、パンフレットには花沢城落城にまつわる伝説がたくさん記載されています。
合戦時に給水路を絶たれたことにまつわる祟りは読んでいて思わずゾクッとしました。。

花沢城全体図

花沢城は一の曲輪二の曲輪を中心に、合計9つの曲輪が山中に点在しています。
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この図ではなかなか分かりにくいので一の曲輪にあった縄張り図を拝借。
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上の青線で一の曲輪へ、その先三の曲輪を見てから下の青線に従って降りて、最後八の曲輪の様子を見るルートかな。

1つ目の縄張り図で「切通しは昔の堀りです」と書かれていた切通しはこちら。
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ちょっと当時の感じは分かりにくいかなぁ。

散策:一の曲輪~三の曲輪

最初のアスファルトの道を進んで散策開始。

奥へ進むと道路脇に登り口がありました。
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分岐があるたびに看板が置かれていて、丁寧な仕事に頭が下がります。

登城路は急な坂ですが、頑張って登ります。
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足場はきちんと整備されているので、体力面以外は問題なし。

いきなり一の曲輪(本丸)へ到着。
一の曲輪には鳥居とお社が建っています。
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最近整備されたと思しき解説板。やはり仕事が丁寧です。

曲輪自体は割と広め。周りは断崖絶壁です。
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その分ここからの眺望が素晴らしい
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焼津市街地が一望できます。
同時期に戦いの地となった田中城(徳一色城)もどこかに見えているはず。
ベンチもあるのでハイキングとして登って、ここでご飯を食べても良いかもしれませんね。

一の曲輪の鳥居脇には城趾碑。
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雰囲気あるデザインです。
その奥の高まりはきっと土塁跡でしょう。

一の曲輪の北西隣には三の曲輪
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縄張り図には虎口のような絵が書かれていましたが、段差しか見て取れませんでした。

三の曲輪はかなり狭め。
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この曲輪の先に信玄軍が陣取った高草山がありますが、さすがに見えません。
同じくこの先に四の曲輪があるようですが、断崖なので先には進めません。。

折り返して反対側、二の曲輪方面へ

散策:大堀切、二の曲輪~六の曲輪

一の曲輪と二の曲輪の間に花沢城一番の見どころ 大堀切があります。

下から
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深さがすごい。

こちらは二の曲輪側から
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堀の写真ってとりにくいんですが、土嚢のお陰で角度が分かりやすいですね。
武田軍の侵攻にある程度耐えたことを思っても、当時から丁寧に整備されていたのでしょう。

二の曲輪は一の曲輪同様に割と広い曲輪です。
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今は雑木林ですが。。

二の曲輪の先は完全に竹林
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トラロープとヒト1人分の踏み跡である意味迷いようがない道ではあります笑
この辺にあるはずの五の曲輪は分かりません。

竹の圧迫感がすごい笑
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開けたと思うと六の曲輪
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ここからも焼津市街地が見えます。
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そして予定通りもう一つの登り口から道にでました。
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こちら側も看板があるので迷わずに登り始められるかと。
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で、ここまでで終わりそうですが、アスファルトの道をもう少しだけ進みます。

散策:八の曲輪

アスファルトの道を終点まで進むと八の曲輪がありました。
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小さい看板が誘ってくれています。

こちらも竹林ですが、曲輪に着くと、竹林が切り開かれて整備されていました。
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本当に仕事が丁寧です。竹林の管理は大変でしょうに。

そしてここからの眺望がまた素晴らしい。
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開けすぎて、新幹線から見えてるんじゃないかと不安になりつつ。
西日を拝んで、花沢城終了です。

せっかくなので花沢の里に向かいます。

感想

満足度 3/5

全体にこじんまりした城跡ですが、曲輪群、一の曲輪と二の曲輪を切る堀切は良く残っていました。
案内所などはありませんが、パンフの設置、ロープの整備も進められていて、登りやすい。
山頂からの焼津市街の眺望はよいですね。

アクセス

花沢城

  • アクセス
    鉄道・バス:JR焼津駅よりバス 高草山石脇入口バス停下車 徒歩20分
    車:東名高速 焼津IC より15分
      花沢の里の無料駐車場を利用可能です。
  • 城跡
    散策自由
  • 所要時間
    ~1時間
  • 付近のスポット

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