にわかお城ファンの旅行記

にわかお城ファンの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

龍潭寺 (浜松市北区) -国指定名勝の庭を持つ井伊家の菩提寺

井伊谷城近辺を散策したあとは、近くにある井伊家の菩提寺龍潭寺(りょうたんじ)が外せません。
井伊家の縁以外に国指定名勝のお庭もあり、純粋に観光地としても良いところでした。

龍潭寺の周りもまさに井伊家の聖地。
大河の頃の賑わいはいずこへというところですが、ほどほどの人出が良いものです。

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井伊共保出生の井戸

龍潭寺、と始めておきながら最初は違うスポットへ。
とはいえ、龍潭寺からも歩いてすぐですし、看板もたくさん出ていますし、きっと訪れる方は多いはず。

井伊家初代、井伊共保の出生の地と伝わる井戸です。
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田んぼのど真ん中の浮島のような、ほかにはない立地でとても印象的。

中にはその井戸と、たくさんの石碑が立ち並びます。
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厳かな雰囲気が広がり、ちょっと遠慮してしまいますが、意を決して中へ。

こちらがその井戸。
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周囲は歴史を感じますが覆いは新しく、今も大切にされていることが分かります。

正面だけでなく横にも石碑が立ち並びます。
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石碑や井戸の整備は、歴代彦根藩主が繰り返し行っていたことが分かっています。
今も聖地を大切にされているのでしょう。

よそ者が汚さないうちに目的地へ向かいます。

龍潭寺

歩いて数分でお目当ての龍潭寺へ。
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どんより曇りに小雨のあいにくの天気ですが、緑が映えるってもんですよ。

龍潭寺は733年に行基が開いた地蔵寺が始まりとされます。
1507年に龍泰寺となり、1560年に井伊直盛が葬られた際に龍潭寺と改められました。

さすがに境内が広い。
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下の山門から中央の庫裏や本堂を見学して左上の墓所を見に行くルートですかね。
振り返ってみると、ゆっくりした記憶はないのに気がつくと1時間近く見ていました。

順を追ってみていきましょう。

最初は山門
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最初の写真、遠目では良い雰囲気だと思いましたが、残念ながら工事中。。
足場が無かったらアジサイと相まって良い雰囲気なのですが。

龍潭寺井伊谷城の南の砦の役割も持っていたとされます。
山門過ぎてすぐには石垣も残っています。
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参道には折れもありますし、このあたりが城郭づくりの跡なのかな。

歴史のあるお寺は戦いの歴史を持っていることも多いですよね。

それにしても緑が濃くて良い雰囲気の参道です。
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小雨の日に来てよかった。

参道を真っすぐ進むとそのまま庫裏ですが、その前に少し寄り道。
子育て地蔵
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井伊谷城周辺の二宮神社の時にもあった通り(訪問記)、1568年、小野政次の専横により井伊直虎と当時8歳の虎松(のちの直政)は井伊谷城を追われます。
この時、直虎と虎松母子は、直虎の母のいる龍潭寺内の松岳院に身を寄せました。

その際、直虎の母がわが子の安泰を願って作ったのがこのお地蔵様です。

隣には同じく直虎の母が植えたとされる梛の木松岳院の跡も残っており、庫裏までたどり着かなくても楽しい。

子育て地蔵の近くには仁王門
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ちょっと白飛びがひどいですけど、立派な門です。
歴史を感じていましたが、昭和62年建立と意外と新しかった。感覚なんてそんなもんか。

もう一度参道に戻って庫裏へ向かいます。

ようやく庫裏へ。ここから中を見ていきますよ。
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と言っても厳かな雰囲気の建物内でシャッター音を響かせるのは気が引けたので、写真はありません。

庫裏から本堂、稲荷堂、開山堂、井伊家御霊屋と一連の建物を見て周り、最後に庭園へとつながる見学コース。
流れる空気や祀られる像もそうですが、本堂の鴬張りの床井伊の赤備えの具足なども印象的で記憶に残る見学コースでした。

写真は気が引けたと言いながら、人が少ないタイミングを狙って庭園だけは写真を撮ってしまいました。
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美しい。

座って庭を眺めることができるようになっています。
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気を付けないといつまでも座って見てしまいそう。
でもそれもいいかなと思ってしまうお庭でした。

一通り中を見たら、もう一度敷地内を散策。墓所などを見に行きます。

庫裏から出てすぐに東門
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通り抜けることも可能な形ですが、約400年前と龍潭寺では最も古い建物です。

隣に鐘楼堂
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龍潭寺のHPによると、この鐘を正月1~5日に着くことができるそう。行ってみようかな。

墓所までの道は、中を見学した建物を外から眺めるルートとなります。

本堂
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庭越しに少し見る程度ですが、それがまた良い気がします。

開山堂
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龍潭寺歴代住職の御霊を祀ります。

そしてもう少し進むと、龍潭寺墓所井伊家の墓所へ到着。

龍潭寺墓所には、歴代住職と井伊家を支えた家臣団の墓があります。
桶狭間の合戦戦死者や直親が今川氏に殺害された際に同じく狙われた直政の命を救った新野左馬助井伊谷三人衆の一人である鈴木重時らの墓があります。

その隣には井伊家の墓所
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初代の共保、直虎の母 祐椿尼、直虎やその元許嫁である直親、直親の妻、直政らの墓が並びます。

思いを馳せながらそっと手を合わせました。

井伊谷宮

龍潭寺を裏に抜けると、井伊谷宮という別の神社に。

ただ、名前からも分かる通り、こちらも井伊家ゆかりの地。
と言いますか、前回からよく登場される宗良親王を御祭神としています。

龍潭寺を抜けるとすぐに宗良親王の御墓もありますし。
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井伊家がおよそ500年にわたり菩提を弔ってきた縁で、明治時代の御陵墓の修繕令にのっとり、ほぼ井伊家の負担で整備されました。

このまま裏口からのスタートとなりますが、井伊谷宮を参拝。

難転厄割石
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厄と書いた盃を投げつけて割っての厄払いスポットです。
よく見ると石の足元にたくさんの割れた盃が落ちていますね。

ちょっとだけ参道を遡って門越しに一枚。
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明治以降の建物ですし、建物は新しいですが、さすがに立派。

茅の輪くぐりををしてから参拝。
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そのあと、境内の休憩所に気になるスポットを発見。

たくさんのてるてる坊主
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と傘
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中にもちょっとした展示があって、程よい休憩所でした。

正面に抜けるとたくさんのスイレンはえる池
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時期が来れば花がきれいなんでしょう、けど。。。

最後に正面からもう一度。
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長い参道もありますし、こっちから入ったほうが雰囲気はあったかな。
コンパクトでも良い神社でした。

おまけ うなぎアイス

最後に龍潭寺売店でおまけを購入
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うなぎアイス 山椒付き笑
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インパクトある名前ですけど、この手のアイスはお上品にまとめてあるものですから。

実食
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味は、うーん、うなぎ笑

山椒をかけると、、、うーん、一層うなぎの蒲焼。

それ以上は言いませんが、話題になることは間違いなしです。
お茶が美味しい味ですね。

お後がよろしいようで。

浜松北部の散策はこちらもどうぞ。
二俣地区で松平信康ゆかりの地を巡りました。

tmtmz.hatenablog.com

天竜浜名湖鉄道沿線の旅はこちら

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