荒砥城に引き続いては、栗と北斎と花のまち 小布施へ。
地域も違えば城でもなく、タイトル詐欺も甚だしいですが、良い所なのでちょいと遠くに立ち寄りたくなってしまいまして。
美味しい栗と蕎麦、北斎さんの天井絵と一足延ばした甲斐は大ありでした。
そりゃ人気にもなりますね。
小布施栗
早朝の荒砥城散策からその足で、北信濃有数の観光地、小布施へ。
11:00前の到着で、人も多けりゃ車も多い。GWの小布施を侮っていたかもしれません。
街並み写真すらろくに撮れない人の多さ。途切れたところで1枚。
何とか車を置いたらすぐ栗グルメに向かいます。早く行かないとやばそうだったので。
小布施で有名なお店の一つ、桜井甘精堂 泉石亭さんへ。
11:30の到着でも混雑がすごく、こんな写真しか撮れませんでした。
入店すら苦労するほどの待ちとは。
向かいの本店で栗スイーツを見たり、近くのいい雰囲気の小径を歩いたりしながら待つこと15分
GWの新緑が鮮やかでこんな景色があるなら待ち時間があっても良かったのかも。
混雑のわりに早く呼ばれたのはカウンターOKだったおかげでしょう。
どうやら最初のカウンターの客になってしまったようで。
頼んだのは一茶御膳
栗の存在感抜群の栗わっぱと
信州のそばを同時に楽しめる御膳です。
ほくほくの甘い栗ともちもちのおこわ、美味しいお蕎麦に加えて豚の角煮までついてきて、満足感高めの御膳でした。
栗わっぱと蕎麦に負けずに存在感を放つお味噌汁のサイズにも驚きましたが笑
得した気分になりながら、ごちそうさまでした。
小布施街歩き-小布施陣屋跡
満腹になったら改めて小布施の街並みを歩きましょう。
小布施も伝統的な街並みを修復しており、そこかしこに趣を感じる建物が並びます。
こちらは栗スイーツでも有名な小布施堂さん。
伝統的な雰囲気と活気が共存する通りも。
観光地感は強めですが、これくらい活気がある方が歩いている分には楽しかったりもします。あんまり人がいないもの寂しいので。
伝統がにじみ出る酒蔵もあり、
その向かいにはこんな看板も立っています。
小布施陣屋跡
江戸時代中期に陣屋が置かれた場所の近くには今もいい路地が。
なんか走りたくなる景色笑 さすがに走りませんでしたが。
抜けると
標柱がありました。
流石に跡地ですからね笑 今は駐車場になっています。
素直に駐車場オーナーの竹風堂さんで栗おこわを買って帰りましょう。
さっき食べたばっかりですが、ついついテイクアウトを
岩松院
少し遠くへ足を伸ばします。
街なかから離れた場所にもぜひ立ち寄りたいスポットがあるのです。
道中、長閑な農地と住宅が広がりますが、街路樹を愛でつつ
思いのほか早く感じた徒歩30分で到着したのが、岩松院
ここにぜひ訪ねておきたいスポットがたくさんあります。
明るい木漏れ日の参道って珍しい気がします。新緑が似合う景色です。
山門をくぐって、
本堂
ここまではままある立派なお寺だなという印象ですが、この本堂の中に最初の目玉
北斎ゆかりの天井画 八方睨み鳳凰図があります。
大きな大きな天井画が、いまでも鮮やかな色彩で描かれており、八方睨みの名の通りにどこから見ても睨みつけてくるような迫力でした。
お寺の方の説明を聞いて、その後じっくり観察させていただいて、芸術に疎い身でもそのすごさの一端を感じられた気がします。
撮影禁止でしたので写真は公式HPからご覧ください。
忘れるのが嫌でポストカードを買いましたが、それを載せるのも気が引けるので。
岩松院をもう少し回ります。
お庭も綺麗と思ったら、こちらの池は、やせ蛙負けるな一茶これにありの舞台だとか。
いろんな著名人の名前を聞いて何となく自分も著名人になったような、気はしないか笑
さらに、もう一人ゆかりのある著名人が、福島正則
ここを菩提寺としており、霊廟も置かれています。
広島城修築を咎められ、信州高井野藩に改易になった後、この地で治水や新田開発に励みました。
高井野藩での生活は僅か5年でしたが、その間に菩提寺と定めたのが岩松院でした。
武勇で名を馳せた猛将がこの地で眠っているとは知りませんでした。合掌。
雁田薬師
さて、岩松院からその足でもう一か所。
10分ほどでたどり着いたのが雁田薬師 浄光寺
寿命を延ばして下さるお薬師様だそう。
GWだからでしょうか、結構な人出の仁王門を抜けると、
写真は相変わらず人が途切れたタイミングを見計らいました。
これぞ参道と言った木に囲まれた石段。
岩松院の明るい木漏れ日の参道も良かったですが、こちらはいっそう風情を感じる景色
実は仁王門のスピーカーから爆音で解説が響いていて、現地ではあまり風情を感じなかったりもしましたが笑
薬師堂に到着。
茅葺の薬師堂はただただ美しい。
1408年の建立で、重要文化財にも指定されています。
木々に囲まれた神聖な雰囲気が良いです。
やはり人出が多かったりであまりおちついて参拝はできませんでしたが、人の少ない夕暮れなんかに来ると一層風情がありそうですね。
こちらのお寺、仁王門脇にスラックライン場があったり、グランピング場も近かったりと、結構今風な楽しみ方もされていて、もう少し時間を取って訪ねても良かったかも。
最後は小布施の街に帰って栗の名残をソフトクリームで味わったら、旅も終了。
龍岡城から千曲川沿いに城をたどって小諸、上田と北上したこの旅。
信州の著名な城跡と歴史ある街並み、あと美味しいものを堪能できた、良い旅行となりました。
この旅の始まりは龍岡城でした。
tmtmz.hatenablog.com
長野ではこんなところも回りました。
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