にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

百名城 彦根城(50・滋賀県彦根市)1/3-佐和口多門櫓・玄宮園を回る

湖国、いや日本を代表する名城、彦根城へ。まずは二の丸を散策します。

ともすればさっと車で通過するだけの門、遠くて足を延ばさない場所かもしれませんが、素晴らしい現存建築、素晴らしい庭園、屋敷を見ることができました。
徒歩には徒歩の良さがあるものです。

お城:彦根城 滋賀県彦根市
HP:【公式】 国宝 彦根城
訪問日:2016年9月、2023年3月

概要

関ケ原の戦いで優れた軍功を上げた井伊直政が、佐和山城を与えられたことが歴史の始まりです。

直政は、彦根山に城を移そうとしたものの病死。その遺志を継いだ子の直継が1607年に主要部を完成させました。家康の支援を受けた天下普請でした。

築城はその後も続き、1622年に城下町含めた現在の彦根城が完成しました。
この際、大津城や佐和山城などの資材を転用しました。

明治維新後の廃城令も戦災も免れた天守は、1952年に国宝に指定されました。

訪問記

彦根駅から佐和口多聞櫓へ

旅の始まりは彦根駅、のうちのローカルな近江鉄道の方。
琵琶湖を感じるおしゃれな駅名標もありますが、

時代を感じる駅名標も良い味を出しています。

改札を抜けるとすぐにあの有名人(猫?)がお出迎えです。
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絶対に彦根城への道を間違えさせまいとする圧がすごい。小さく佐和山城も案内していますね。今度行くぞ。

駅前にもいますが、井伊直政像の方が扱いが良くて少し安心しました(笑)

写真の通り本降りの雨の中、頑張って歩きで城へ。

道中にも彼。今日何体見かけるかな。

歩くこと5分少々。彦根城用の観光バス駐車場もある護国神社前交差点まで来ました。

ここに残るのが外堀跡。

中堀、内堀は残る彦根城ですが、外堀はほぼ埋められて残るのはこのあたりのみ。
中堀と近い場所にあるあたりなので、広い印象ではありませんが、貴重な遺構です。

一部道路になって狭まっているものの、様子はよく分かります。多くの方が推測される通り、かつては琵琶湖までつながっていました。

さらに先へ。中堀沿いに進みます。

水を湛える中堀と石垣、櫓台。雰囲気は抜群で、彦根城訪問の導入として完璧です。

その先は立派な立派な枡形に多聞櫓。二の丸佐和口多聞櫓です。

中堀に開く4つの口の1つです。表門に通ずるルートで重要な口の一つでした。
それを感じる立派な多聞櫓が建っています。

現存は向かって左側。1767年の火災を受けて1771年に再建されました。

右手はコンクリートの復元建築ですが、雰囲気を出すには一役買っています。
内部は開国記念館となっています。

かつては枡形を見下ろす櫓門が建っていましたが、右手の多聞櫓とともに撤去されて、石垣のみの空き地が残ります。

残っていたら、素人でも分かるくらいに威圧感を感じられたでしょう。

抜けると二の丸

右手の桜並木の奧はすぐ内堀。細長くいびつな形をしており、広さを感じづらい曲輪です。かつては家臣屋敷等が建っていました。

先の写真、左手に写る建物は馬屋

その名の通り馬を飼うための建物でした。

これだけを聞くとなんてことはないように思えるかもしれませんが、近世城郭の城内に馬屋が残るのは彦根城だけ。実は非常に珍しい建物なのです。

内側の写真も一枚。足元が悪くて進むのは断念しました。

玄宮園

さて、ここから内堀を渡って表門、本丸方面へ進めますが、まずは二の丸奧に置かれた庭園から見ていきます。玄宮園へ。

道中、内堀沿いの桜にも寄り道。期せずして見ごろでした。

二の丸北東にある玄宮園は、4代直興が1677年から造営した大名庭園です。

大きな池と、臨池閣、鳳翔台といった建物、橋などが置かれています。
素人目にも、その雰囲気と広さと、特別なことはよく分かりました。

こちらが鳳翔台

趣きあります。

池をぐるっと回ると、池越しの天守を見上げることもできます。

庭園に明るくない人間でも、良いなぁと思える構図です。雨じゃなかったらいくらでも長居できそう。

ぐるっと池を回ったら、最後にもう一つ大きな建築。槻御殿(楽々園)です。

こちらも4代直興の頃に下屋敷として建てられたもの。12代直亮により大規模な増築がなされました。

こちらは修復がなされた御書院

厳かかつ綺麗です。

奧にも複数の建築が見えていて、十分に大きな屋敷だと感じますが、最盛期にはこれよりずっと広かったそう。さぞ立派な屋敷だったのでしょう。

重ね重ね綺麗に維持修繕されていて、とてもよいです。

玄宮園はこれくらいにして、先へ進みます。近くの黒門からも本丸方面へ進めますが

ここはやはり一度戻って表門から向かいましょう。

続きはまた次回。この先は本丸です。