実は善光寺に向かう前、行き道で気になるスポットを見かけていました。
みんな知っている有名スポットが、長野ICから市街地への道中にあると初めて知りました。
予定になくとも、場所を知ったら行ってみたくなるもの。
気持ちを抑えきれず、予定を詰め込んで訪問してきました。
本当は松代城にも足を延ばしたかったけど
川中島古戦場
HP:川中島古戦場史跡公園のご案内 - 長野市ホームページ
訪問日:2020年11月
川中島古戦場公園
善光寺から車で20分。今夜の宿に向かう途中に訪問。
インターすぐそばでアクセス抜群の立地です。
古戦場によくある?だだっ広い原っぱではなく、広い公園になっています。
この時は秋の紅葉が綺麗な公園でした。
紅葉と落ち葉の絨毯。きれいでした。
この看板の左下の茶色い部分がいわゆる歴史スポット、八幡社です。
もう少し紅葉を眺めつつ、歴史スポットへ。
八幡社
八幡社へ到着。
ここまで当然のように八幡社と言ってきましたが、八幡社の神域が今回の訪問の目玉です。
ただ、ここがまさに古戦場という訳ではありません。
まぁこんなに神域では三万の戦いはできませんよね。
八幡社は第四次川中島の戦いで武田軍が本陣を築いた地と伝えられる場所です。
有名なのは一騎討ちですよね。現地でも一騎討ちの地と紹介されています。
看板も多く、かなり力を入れて整備されています。
土塁跡も見えてそちらが気になるところですが、
ここは神域なので、まず参拝。
さて、周りの見どころ散策を開始します。
八幡社散策
一番目を引くのはこちらの大合戦図。
看板自体も大とつけたくなるサイズです。大きさは3枚後の写真でよく分かるかと。
現在地、と言われると臨場感が出て、周りを見そうになりますね。
端っこでよかった、かな。あの場所に入りたくはないけど。
解説板も完備です。
こちらは八幡社神殿脇にあった執念の石
信玄めがけて切り込む謙信に相対した原大隅が信玄の危機を救ったあと、謙信を取り逃がしたことへの無念から、持っていた槍で石を貫いたとされます。
確かに穴が開いています。
槍でこの岩はちょっと力も槍も強すぎる気がしますが、それだけ怪力だったのでしょう。
正面にはまたも土塁跡が残っていました。
升形陣営の名残がちゃんと残っていることが驚きです。
これを見ると本当にここに陣を敷いて大規模な戦いがあったんだなぁと想像が広がります。
そして有名なあの銅像へ。
一騎討ちの銅像
それがこちら。一騎討ちの銅像です。
謙信の太刀を信玄が軍配で受け止めたという伝説に基づく銅像です。
1969年の大河ドラマ放送記念で建てられたもの。
躍動感がすごいですが、本当に太刀を軍配で止められるものなのかな。
そもそも執念の石と話が合わないんじゃないかな、とか考えちゃいますが、言うのは野暮ですね。言ったけど
こちらは首塚。
看板によると、戦のあと、近くの海津城(松代城)主の高坂弾正が、あたり一帯の戦死者6000余人を敵味方なく手厚く葬った塚の一つです。
これを知った上杉謙信は感激し、信玄が塩不足に悩んだ際に塩を送った、敵に塩を送るの故事誕生のもとになったとされます。
塩を送る部分の真偽はさておき、この首塚、周りにも大小の塚があるのは事実です。合掌。
神殿の反対側には、逆槐(さかさえんじゅ)
信玄が本陣を構えた際に、土塁の土留めに自生の槐の杭を根を上にして打ち込んだものが芽吹いて巨木に成長したものだとか。
隣には三太刀七太刀の碑
謙信が単騎乗り込み、信玄めがけて切り込んだとされる三太刀と、受け止めた信玄の軍配についていたとされる7か所の刀傷が由来です。
見どころを一通り見終わったところで、もう一度振り返ります。
何も知らなければ小さな神社ですが、ちゃんと見て回ると見どころたくさん。
秋の雰囲気も良かったかな。散策にちょうど良いところでした。
そしてふと見かけたそういうスポットにフットワーク軽く向かえたのは成長したかも。
行ってみて、読んでみて、眺めてみて、勉強になるスポットでした。
公園内には長野市立博物館もあります。
当然、川中島のことも展示されているようですので、お時間あれば。
ちなみに
公園には佐久間象山がいました。
象山先生も長野松代の出身だったんですね。
とても俗な感想ですが、この象山先生、非常に背が高かった。
台座も象山先生も大きく、見上げるのに疲れるこのサイズの銅像はなかなか見ない気がします。
アクセス
- アクセス
鉄道・バス:JR長野駅よりバス 川中島古戦場バス停下車すぐ
車:上信越道 長野IC より5分
無料駐車場あり。 - 利用時間
駐車場:3/1~11/30 8:00~21:00
12/1~2/28 8:30~17:30 - 所要時間
~30分(八幡社) - 付近のスポット
松代城がすぐそばです。
善光寺など長野市街地にもほど近いです。
この旅は善光寺からでした。
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