初日のお宿は松本の奥座敷、浅間温泉へ。
泊まったのは浅間温泉富士乃湯さん。
お部屋とお食事めあてに選びましたが、着いてびっくり。驚くほど由緒正しいお家柄でした。
そりゃ廊下に松本城の絵図とか飾ってあるわけです。
アクセス・お部屋
川中島観光のあと、松本市郊外の浅間温泉へ。
浅間温泉は松本から車で10分ほどで、松本市の奥座敷とも呼ばれるのだとか。
そして浅間温泉の温泉街に富士乃湯さんはあります。アクセスは良好。
まぁ長野市から松本市までは遠いので、なんでわざわざというところですが、それはまたおいおい。
富士乃湯さんは全8室の小さな隠れ宿です。
お宿があるのも狭い道沿いで、まさに隠れ宿という雰囲気。
ただ、カーナビで富士乃湯さんと入れるとご丁寧にその狭い道沿いの正面玄関前につけてくださいます。
ここは本当に狭く、車一台通るのがやっと。
駐車場は別にあるので、HPで書かれている駐車場に直接向かうのがオススメです。
HPにも正面への道が案内されていますが、従わない方が得策です。
玄関前で駐車場を探して戸惑っていたら、女将さんを外まで出てこさせてしまいました。ごめんなさい。
そのままチェックインとなりましたので、いきなりお部屋へ。
予約したのは半露天風呂付客室。りんどうだったかと。
豪華絢爛というものではありませんが、落ち着いた雰囲気の広いお部屋で大満足でした。
和室は10畳。
お食事はこちらでいただきます。
朝は広縁から外を眺めてゆったりできました。外をヤモリ歩いていたような。
寝室はお隣。ベッドです。
こちらに和室より大きなテレビがあったので、食事の後はずっとこちらにいました。
ちょっともったいなかったかな。
部屋付きの半露天風呂。
さすがに外は見えませんでした。
湯温はめちゃくちゃ暑かったです笑 窓を開けて温度調整しました。
写真では小さく見えますが、入ってみると十分な広さ。良いお湯でした。
ちなみに、貸切風呂も大浴場もありますので、お好みで選べますよ。
あと、お手洗いが2か所もあったので、大人数で泊まっても不便しないかもしれません。
二木氏ゆかりの品々・古美術品
チェックインの際に女将さんから紹介されて初めて知りましたが、こちらのお宿、戦国時代の武将二木重高の末裔が営むお宿でした。
二木重高は信濃小笠原家に仕え、小笠原長時の越後亡命後は武田信玄に仕えた武将です。
武田家滅亡後は嫡子の重吉とともに小笠原家再興に尽力したことで知られます。
そのためか、手紙や古美術、二木家の歴史のまとめなどが飾られていました。
こちらは、旅館で所有する現存最後の松本城図の複製
1713-1718ごろ書かれたと見られています。
太鼓門復元の際に、復元の拠り所とされたそうです。
こんなものを持っているお宿があるなんて。
ロビーに飾られていた掛け軸たち。
先代が収集した西郷孤月の掛け軸はなんでも鑑定団で6点合計2000万円の値がついたそう。
素人なので正しい価値は分かりませんが、素人でも良いものであることだけは分かります。
そのほか裃や刀などもたくさん並んでいて、美術館に来たかのような充実の見学ができました。
お食事
お部屋に戻って今夜の夕食。部屋食で至れり尽くせりの夕食です。
南瓜のポタージュと前菜盛り合わせ
信州サーモンと信州大王イワナのお刺身、馬刺し
焼き鮎と松茸のお吸い物
スモーク信州サーモンのマリネ
信州牛のシチュー
きのこはジューシーな本しめじでした。
松茸ごはん
メイン食材以外にもお野菜から果ては調味料まで、地元松本産食材にこだわったお食事は素晴らしかった。
量も程よく、味も大変美味でした。
朝ごはんはオーソドックスな和定食
その場で作るお豆腐や
松本の農場で取れたうみたて卵など特徴的なメニューもありました。
夜は静かで、接客も多すぎず少なすぎず適度。お風呂も良いお湯、お食事も大変美味しく、大満足のお宿でした。
また行きたいなぁ。
この旅は善光寺からでした。
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