にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

天竜浜名湖鉄道 歴史探訪の旅 1 天竜二俣駅を散策

静岡県西部のローカル線、天浜線こと天竜浜名湖鉄道に乗ってぶらり途中下車の旅をしてきました。
レトロな駅が多く、タイムスリップした気分になれるローカル鉄道旅はコロナで遠出できない中での良い気分転換になりました。

まずは1回目 浜松市天竜区天竜二俣駅を散策します。

f:id:tmtmz:20210109083755j:image


紺1.掛川駅 紺2.天竜二俣

天竜浜名湖鉄道

天竜浜名湖鉄道静岡県掛川駅新所原駅浜名湖の北岸を通ってつなぐ全長67.7kmの第三セクター鉄道です。地元では天浜線と呼ばれています。

同じ区間浜松市街地や浜名湖の海沿いを通って天下の東海道線が繋いでいますが、戦前に軍事防衛上の観点から内陸を通るバイパス線として建設されました。
実際にバイパスとして活用されたこともあったそうですが、戦後は利用が伸びず、国鉄末期に第三セクター化され現在に至ります。

歴史のある鉄道だけあって、古くから残る施設が国の登録有形文化財として至るところに残ること、鉄道会社と沿線の方が観光面で盛り上げていることなど、ローカル線ですが見どころは多い鉄道です。

掛川駅

旅の始まりは起点の一つ、掛川駅。JRから乗り換えが可能です。
f:id:tmtmz:20210109083749j:image
掛川駅東海道新幹線も停まるので地元民からすれば便利なんですが、こだましか停まらないので遠方の方にはだいぶちょっと影が薄い駅ですかね。三河安城みたいに降りる合図になるわけでもないですし。

購入した1日フリー切符は絵馬仕様でした。
f:id:tmtmz:20210109084052j:image
願い事を書いて奉納してもらうこともできるそう。
こういうちょっとした工夫は嬉しい。ちょっとかさばるけど。
番号でのお年玉抽選もありましたが、見事に外れました。

乗った車両はこちらの1両編成の気動車
f:id:tmtmz:20210109083719j:image
全面N-ONEラッピングの天竜二俣行き。結構キレイな車両でした。

f:id:tmtmz:20210109083733j:image
中までホンダ一色です。
終点の二俣は本田宗一郎の故郷ですし、関係あるのでしょうか。

向かい側にはご当地キャラのラッピング列車で20分後に出る新所原行き。
掛川側は天竜二俣まで列車本数が多めです。
f:id:tmtmz:20210109083600j:image
ご当地キャラ音街ウナというそう。音楽うなぎと浜松名物全部載せですね。

1本目 掛川駅天竜二俣

まずはN-ONE号で天竜二俣まで50分の旅です。

10:30の列車に乗客は15人ほど。
ほとんどが掛川市街地の駅ですぐに降りていきました。昼間は乗客が少ないのかな。

そして車窓を眺めてすぐ気づく問題。窓までラッピングされていて写真が撮れない

2駅に1駅くらいの割合でレトロな雰囲気の良い駅が来るのですが
f:id:tmtmz:20210109083546j:image
原谷駅の自称日本一長いベンチ

f:id:tmtmz:20210109083716j:image
戸綿駅の昔懐かしい待合室とホーロー駅名板も、見えない…

というわけで、コロナが落ち着いたら是非その目でご覧ください。

車窓は目で楽しみつつ、行き違い待ちで時間のあった遠江一宮駅までひとっ飛び。

遠江一宮駅の二俣方面のホームはごくありふれたローカル駅風ですが、
f:id:tmtmz:20210109083747j:image

掛川方面はレトロな雰囲気漂ういい感じの駅舎でした。
f:id:tmtmz:20210109083534j:image
ここまでにも何駅もこういう駅舎があったので、気になったところで降りてみても良いかも。

f:id:tmtmz:20210109083627j:image
隅っこには木製のお洒落な駅名板も天浜線の多くの駅にありました。

ちなみに駅名の一宮は遠江国の一宮の小国神社を指します。
が、徒歩50分かかるそう。曜日限定の送迎バス必須ですね。

遠江一宮を出てしばらくすると車窓もいっそう田畑が広がります。
f:id:tmtmz:20210109083703j:image
田畑のところをピックアップしていますが、それにしてものんびりした空気が良いです。
時期を選べばもっと綺麗な車窓が見えるでしょう。

天竜二俣駅散策

掛川駅から50分で天竜二俣へ。車窓を眺めているとあっという間でした。

天竜二俣は車庫もある拠点となる駅で、ここで折り返す列車も多いです。
最初の列車はここで終点なので、次の列車までしばらく散策します。

まずは駅を探検。
f:id:tmtmz:20210109083753j:image
こちらもレトロな雰囲気。

f:id:tmtmz:20210109083543j:image
昔ながらの木造のホームですね。

天竜二俣は車庫があるだけでなく、ホームも二つ。天浜線では大きな駅です。
f:id:tmtmz:20210109083537j:image
ここにも木彫りの駅名板

使われていない線路跡にはミニトロ号という手漕ぎのトロッコがありました。
f:id:tmtmz:20210109083650j:image
友達ときたら楽しそうですが、1人では周りの視線が厳しい笑

駅舎も昔ながらの木造駅舎。
f:id:tmtmz:20210109083633j:image

駅名板も味があります。
 f:id:tmtmz:20210219165432j:image

ちなみにここまで見てきた駅舎とプラットホームは登録有形文化財に指定されています。
f:id:tmtmz:20210219165435j:image
結構すごいことなのでしょうが、天浜線では珍しくないんですよね。これが。

駅前散策

つぎの列車まで20分の限られた時間ですが、駅前を散策していきます。

天竜二俣は、旧天竜市、現在の浜松市天竜区の中心街 二俣にある駅です。
二俣といえば城好きとしては二俣城のあるところです。最寄駅は隣ですが。

tmtmz.hatenablog.com

静岡県最大の都市、浜松市の駅とはいえ、天竜区は全国の区で1番人口と人口密度が少ないので、駅前はのんびりした雰囲気でした。
f:id:tmtmz:20210219180749j:image
駅前ロータリーもどことなくのんびり。

ロータリーの向こうには蒸気機関車がいました。
f:id:tmtmz:20210109083644j:image
昔走っていた車両でしょうか。

駅隣には定食屋さん。お休みでしたが、f:id:tmtmz:20210109083624j:image
転車台カレーという気になる旗がありました。見てみたかった。。

実は、転車台カレーが作られるくらい、天竜二俣駅は転車台が有名です。
トーマスに出てくるような扇形の車庫と転車台が今でも動く状態で、それ目当てのツアーも組まれるほど。

ツアーは時間があわなかったので見るだけ見に行こうと思ったら、転車台近くの道路には写真撮影禁止、敷地内侵入禁止の看板が。問題になったんですかね。。
素直に諦めて帰ります。

駅に着くと反対方面への列車が停まっていました。
f:id:tmtmz:20210109083726j:image
こちらは天浜線のベーシックカラーですね。映画に出てきそうな雰囲気です。

次の新所原行き列車が来るまでの間、駅から転車台見学にトライ。
f:id:tmtmz:20210109083722j:image
はい。よくわかりませんでした。

右側に見える白い物体は洗車機でしょうか。
天浜線には列車に乗ったまま洗車機に入っていくツアーもあってこちらも結構面白そうなんです。こちらもまた次の機会に。

そうこうしている内に新所原行きが到着。次の目的地 岩水寺駅へ向かいます。

tmtmz.hatenablog.com

 

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ