前回に引き続き、大井川鉄道井川線 南アルプスあぷとライン。
今回は雑誌やネットでよく紹介される絶景が見られる奥大井湖上駅を散策します。
タイトルでハードルを上げすぎですかね。
でも、スマホでもそこそこきれいな写真が撮れることを思うと、やっぱり貴重なスポットでしょう。
奥大井湖上駅
さて、前回千頭駅から乗ってきた列車で奥大井湖上駅に到着です。
改めて紹介するまでもないですが、奥大井湖上駅はその名の通り、湖の上にある駅。
接岨湖に突き出た半島から湖にかかる奥大井レインボーブリッジにかけてプラットホームが置かれています。
下りた場所は半島の部分。これだけを見ると普通の陸の駅のようですが、
列車を降りて進行方向、井川駅側も橋
今までやってきた千頭駅側も橋。
本当になんでこんなところに駅があるのか不思議な立地です。
変わった駅だから来てしまったんですが。
橋と橋の間にはちゃんと駅の設備があります。
右に写るベンチの形がハートですが、これは奥大井湖上駅は恋愛成就でも推しているから。
かつてこの駅で結婚式を挙げるイベントも行われたそうです。
その名残で鐘や
鍵をかける場所があります。恋錠の当て字は無理やり感ありますね。
千頭駅などで鍵箱を売っているらしいのでご興味ある方はどうぞ。
駅の施設から直結する唯一の陸地にはカフェ。
列車待ちの時間つぶしにちょうど良いかもしれませんね。
やっていない日もあるようなので要注意です。
このほか、駅から歩いていける施設としては、接岨峡温泉までの遊歩道が橋を渡った先にあるようです。
が、歩いて行ったら50分くらいとはもはや最寄りではないのでは。。
あっち、とか小さい字の書きっぷりを含めて、この看板の力の抜け具合は好きです。
もう一つ、ゆるい自販機もありました。
たばこのように見せかけた茶箱の自販機。
実はこれ静岡県だと結構いろんな場所にあるんですよね。
撮影スポットへ
さて、そろそろ駅を見てブツクサいうのはやめて撮影スポットへ向かいましょう。
奥大井湖上駅から井川駅側にかかる橋に作られた遊歩道を歩きます。
なかなか脅してくれる看板じゃないですか。どれくらい急な看板なのかな。
フェンス一枚を挟んで線路の隣を歩く経験も貴重な気がする。
これは結構無理やり付けた感のある階段です。確かに急。
かなりの高さから見下ろした写真を撮ると思うと、それだけ登らないダメか。
鉄道トンネルの真横を歩く経験もなかなか無い気がします。
階段上からはこんな感じ。
このアングルで列車が来る写真を撮るのもよさそうですね。
まぁここで列車を撮ったらもれなく乗り遅れますが。
階段を上ると遊歩道は一気にワイルドに。
少しの間この道が続くので、靴はちゃんとした方がよさそう。
遊歩道の看板。
分かれ道には看板が置かれているのでなくても何とかなりますが、ご参考まで。
駅から20分ほどで撮影スポットに到着。
撮影スポットといっても公園ではなく、新道切り替えで使われなくなった旧道です。
車は入れないのでのんびり待てますが、見た目はただの道路で座れる場所はありません。
このまま列車が来るまでのんびり待ちます。
写真撮影
前言撤回。待ちきれずに、まずは駅だけ一枚。
下流域は濁流で不安でしたが、とても綺麗なエメラルドグリーンの水面。
新緑と赤い鉄橋とあわさってとても綺麗です。
ちなみに、大井川鉄道のこの日の運行本数は片道5本。
10:18発の井川行でついて狙うは11:05発の千頭行。
そのまま次の11:24の井川行に乗りますが、駅まで20分かかるので結構ギリです。
でも逃すと次は2時間後。。写真撮ったら急いで戻らないと。
とかいろいろなシミュレーションと、旧道をちょっとだけ探索していたら、来ました。
お目当ての列車。
逃すまいと時計と睨めっこしていましたが、音で意外と分かるものですね。
駅に入るまでじっくり待って、、、
いやーきれいですね。やっぱり絵になります。
スマホでもこのレベル撮れるんですから、素晴らしい被写体です。
いやー来た甲斐ありました。
列車がいなくなるまで見ていたいところですが、時間が無いので待たずに駅へ。
帰りは一目散に戻ります。
下りだったので意外と時間がかからずにつきました。最後まで列車を見送っても良かったかな
改めて下から見るとあそこが撮影スポットですね。
中央に少しだけ見えている平場です。いやー高いところまで登ったもんです。
橋の対岸、湖面ギリギリに昔の旧線跡が顔を出していました。
長島ダム建設で水没した地点ですし、湖底にはかつての生活の跡もあるんでしょうね。
とか振り返って、かつてに想いを馳せながら少しだけ待つと、井川行が到着。
井川駅までお世話になります。
次回、井川駅前を探索します。
↓気が向いたら押してやってください