2014年に認定されたばかりの新品種は桜は桜でもソメイヨシノとも、河津桜とも違った特徴を持っていました。
逆川沿いに咲く濃いピンクの桜並木と掛川城は、掛川の春の風物詩でしょうね。
逆川沿いの掛川桜
3月中旬。しだれ梅の龍尾神社 (訪問記)から、もう一つ早春を感じに掛川城へ。
こちらもソメイヨシノより一足早く春を感じることができるスポットです。
逆川沿いの看板から桜並木の全体像を最初に確認。
掛川城南の天然の堀となる逆川沿いに、濃いピンクの桜が300本植えられています。
大手門駐車場に車を置いて、さっそく逆川へ。
逆川に架かる橋からは天守と掛川桜。絵になります。
この景色を目当てに多くの方が集まっていましたし、カメラを構えておられました。
ただ、駐車場も広く、掛川駅からすぐの立地で渋滞やら混乱はありませんでした。
スムーズに見に行けるのも良い。
掛川桜は2003年に掛川で発見、2012年に命名、2014年に新品種認定された新しい桜。
カンヒザクラの血を引いて、ソメイヨシノより少し早い3月中旬に満開を迎えるため、龍尾神社のしだれ梅と同じ時期に見られるわけですね。
逆川沿いの約300本の桜並木。うつくしい
花は下を向いているものが多く、素人でも明らかに変わった桜だと気づけました。
まずは掛川城から遠い東方面。と言ってもこちらは離れるほどに幼木が増えました。
何年かしたらこの辺も素晴らしい桜並木になるのかな
もう一度掛川城方面へ
二本の橋が掛川城天守と桜のコラボポイント。
三脚を構えた方も多いですが、待てば良い場所で写真を撮れる程度の人出なのも良い。
河津桜のように見える緑の葉と濃いピンクが混ざった木もありました。
これはこれで美しい。全部同じ品種だと思うのですが、この辺の違いは何でしょうか。
掛川城の下側も掛川桜。天守は隠れてしまいましたが、太鼓櫓と一緒に。
この辺、車道の下に遊歩道も作られていました。もちろん後で散策しましたよ。
まさに春の小川ですね。
この川は結構な暴れ川だったらしいですが。
川沿いの遊歩道を通って戻ります。
下から見上げる掛川桜もまた良い。
掛川城内へ
一通り桜並木を散策したら掛川城へ。
せっかくここまで来たので登らない理由はないですね。
この辺りはソメイヨシノかな。4月頭にはこの辺からの天守を見てみたいところ。
登ったお目当ては、上からの桜並木。
太鼓櫓の左手に目を引く濃いピンクなので遠くからでも存在感があります。綺麗。
もちろん木造復元天守も堪能しました。
一番印象的だったのは、天守で流れる「私の掛川三城ものがたり」のVTRでしょうか。
くすっと笑わせていただきました。
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無理やり傷心旅行と絡めているのですが、何か所か上手くかかっているんですよね。
「殿、もやもやして前に進めませぬ・・・」「私も・・・」とか。
何度目かの訪問でも意外な新発見をしたら、最後にもう1度掛川桜。
自然と気持ちが明るくなる春は良いですね。
掛川城の訪問記はこちらから。
掛川城大手二の門が残る油山寺の訪問記も
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