ようやく旅も最終日。この日は上越のお城を巡ります。
まずは高田城。
2019年5月1日の訪問で、この高田城が令和初のお城訪問となりました。
あれだけ騒いでいたのに改元ももうずっと前の話な気がします。
お城:高田城(132) 新潟県上越市
HP:高田城三重櫓 - 上越市ホームページ
訪問日:2019年5月
概要
高田城は、徳川家康の六男、松平忠輝の居城として天下普請で作られた平城です。
1614年3月に築城を開始し、同年7月に完成しました。わずか4か月です。
もともと近隣には上杉家ゆかりの春日山城や、春日山城に代わる平城としての直江津港近くの福島城がありましたが、より内陸の高田城の完成とともに役割を移し、町人街とともに移転することとなりました。
忠輝は1616年に改易され、その後親藩や譜代が入れ替わり藩主を務めて明治時代に至ります。
陸軍駐屯地として使用された際に大規模な改変が行われましたが、一部に堀や土塁が残り、現在は公園となっています。
訪問記
寺泊での朝ごはんを終えて、もうひとっ走り。
10時半ごろに到着。高田城は今は高田城址公園となっています。
街の公園なので特に迷うことなく到着です。駐車場もついてから探せばすぐに見つかります。
公園には堀は一部残っていますが、埋め立てられていて二の丸、三の丸の様子は読み取ることができません。
テニスコートや陸上競技場などが作られていて、ぱっと見は本当に普通の大きな公園という感じ。
とりあえず最初に見えた第2駐車場に車を置いて、スタンプのある上越市立歴史博物館へ。
スタンプのモデルは三重櫓ですね。
往時も天守は作られなかったので、この三重櫓が代用でした。
そのまま流れで博物館を見学。
入ったときはスタンプ押して帰るのも悪いし…という程度であまり期待していませんでしたが(失礼)、これがとても面白い。
具体的にどの展示物が、という訳ではありませんが、全体的にわかりやすくて見入ってしまいました。
全体を通して高田の街の成り立ちが丁寧に紹介されていたのが印象的でした。
例えば春日山城、福島城、高田城の移り変わりなんかが土地勘のない人間でもわかりやすい。
最近の街並みでも雁木の話など、地元の方には当然でも旅行者からすると新鮮で良い勉強になりました。
時間を忘れて見てしまった結果、もともとメインのつもりだった高田城は駆け足の見学に笑
急いで戻ってお堀越しの三重櫓です。
内堀が入ると絵になります。
堀の奥は土塁となっています。これが高田城の特徴の一つ。
平城としては珍しく石垣が作られていません。
大坂冬の陣直前にわずか4ヶ月で作ったためだとか、近くに石垣に使えるような石が少なかったからとか言われています。
お堀端が土塁というのは珍しいですが、石垣でなくても高いところにあるだけで威厳がありますね。
三重櫓をアップで。
往時も天守の代わりの存在でしたので、こんな感じでシンボル的な存在だったのでしょう。
このあと本丸側に回って三重櫓へ。
もちろん入場券を買って内部へ入ります。なんで博物館との共通券買わなかったんだろう。。。
ちなみに三重櫓入り口でもスタンプを押せます。
内部は高田城などの歴史の展示でしたが、博物館で勉強済だったので軽く見学。
というか博物館を見すぎて時間がありません。
本丸も残りは学校になっているので、これで高田城終了です。
感想
満足度 3/5
城跡はその名の通り公園ですね。ほとんど公共施設になっています。
ただ三重櫓の周囲は、土塁に堀にと綺麗に揃っています。これは街のシンボルになります。
年月を経て土地利用が変わることは普通なので、これはこれで良いのかな、と。
この時は時期ではありませんでしたが、桜や蓮が綺麗で有名なようです。
花の時期はもちろんそれ以外の時期も何かと地域の方が集まる中心なんだろうなと思いました。
そういった意味で、形を変えつつも今も地域の中心にあり続けているのは良いですね。
基本情報
- アクセス
電車:えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 高田駅から徒歩約15分
車:上信越道 上越高田ICより約15分
無料駐車場あり - スタンプ・開館時間
上越市立歴史博物館
9:00~17:00(4月ー11月)、10:00~17:00(12月ー3月)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の時は翌日)祝翌日、年末年始
観覧料:一般510円、小中高生260円
休館日でも押せるように対応くださっています。
高田城三重櫓管理棟
9:00~17:00
休館日:月曜日(月曜日が祝日の時は翌日)祝翌日、年末年始
入館料:一般310円、小中高生160円
歴史博物館との共通券もあります。 - 城跡
同上 - 所要時間
城跡だけなら0.5時間 - 付近のスポット
近くの百名城だと春日山城、鮫ヶ尾城でしょうか
ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。
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