にわかお城ファンの旅行記

にわかお城ファンの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。城と景色と郷土料理が楽しみな旅好きです。

続百名城 新府城(127)2/2 -本丸、出構を巡る

前回に続いて山梨県韮崎市にある続百名城・新府城を散策
本丸のあと、新府城もう一つの特徴、出構に向かいます。

前編はこちら

tmtmz.hatenablog.com

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訪問記

三の丸・二の丸

前回最後の大手枡形虎口からもどって本丸へ向かいます。

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想定復元図で言うと、右下の大手門から西回りに本丸、北の方へ向かいます。

順路に戻るとすぐに右手に三の丸があるはず。

ですが、東三の丸の看板の向こうは草ボーボー
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その先にあった西三の丸。こちらも草木でボーボー
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真冬でこれだときつい。

一応、場所を選べば東西三の丸を仕切る土塁は見えますが、
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それ以外はよく分からず、ほぼ森です。

先へ。

二の丸馬出の看板が見えてきました。どこかな。
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その気になる馬出の看板をあえてスルーして、右手を見ると、、、

喰い違い虎口
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かなり低くなっていますが、残っていることは十分わかります。
看板もないのに見つけられてテンション上がります。

当時のようにこちらへ行きたいところですが、繋がっていないので渋々元の道で二の丸へ。

二の丸はかなり広い曲輪。
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ただ中央はここも草ボーボー。

中を回ります。
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入ってみると、南側には二の丸と馬出を仕切る土塁が残っていました。よかった。

二の丸馬出への虎口。
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ここから先ほどスルーした二の丸馬出へ向かいたいところですが、、

覗いた二の丸馬出はまさに森の様相。写真も厳しい。。残念。

順路に戻って本丸へ。

本丸

本丸はめちゃくちゃ広い平場です。
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見渡す限りの平場。
これなら政庁機能を移しても全く問題なさそうです。

右手から回り始めると、今の順路とは別に、二の丸の正面とつながる蔀の構(しとみのかまえ)がありました。最初にこっちから入りたかった。
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蔀の構は城内を見通せないよう工夫したもの。今も植え込みで囲まれて見通しはありません。
一応つながっているので順路からここを通って本丸に入ることもできますが、まぁ分かりにくいので、初見ではきついかな。

改めて本丸を見学。反時計回りにまずは南へ。

本丸南側の土塁。本丸は全体に土塁で囲まれています。
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全く見えなかった三の丸は上から見てもやっぱり森。
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本丸東側には小さな稲荷曲輪藤武神社が建っています。

急こう配の参道を、、、
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迂回する乙女坂もありましたが、かなりワイルドな様子。
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乙女じゃないね。これ。

藤武神社の本殿はこのときも参拝されている方がいました。
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綺麗に管理されていて、地元の方に親しまれていることがよく分かります。

藤武神社の脇には説明板がたくさんあります。
看板によって曲輪の名前が少しずつ違うのはなんででしょう。

まだまだ本丸には見どころがあります。北へ。

勝頼公霊社 
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近くには長篠の戦いで亡くなった方も含めた武田14公霊碑も並んでいます。

巨大な石碑
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こんな立派な岩見たことありません。

北側からの眺望。八ヶ岳が見えるはず、、、
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ですが、八ヶ岳は雲を被っていました。

最後に本丸中央の碑。
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広すぎて逆にこれという被写体が少ない新府城ですが、これが一番それっぽい碑かな。

乾門方面へ

本丸をでて、北側の遺構を巡ります。
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北側も相変わらず落ち葉まみれ。滑るので要注意です。

すり鉢状の井戸跡
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とても広く深い井戸でした。雨水を溜めていたのかな

本丸北側の縄張りは、東西に走る堀で区切られています。
また一部の堀は南側にも伸びていました。
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その南側に伸びる堀を東西に横切って、乾門から帯曲輪方面にかかっていたと思われる木橋の橋台が見つかっています。
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おそらくこの堀の両端。現地だともう少し見やすかったんです。。

縄張りの北西端にある乾門から外へ出ます。

乾門

乾門全景。
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ここには立派な枡形が残っています。
もともとは搦手門と呼ばれていたものが、研究の進展とともに用途を限定しない乾門に呼称変更されたそう。

内側には礎石が6つ
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外側には礎石が2つ
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それぞれ復元整備されています。
どんな門が建っていたのかも気になりますが、資料不足なので平面整備にとどめたそう。

乾門は北西端にありました。
西側には釜無川の断崖絶壁。
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これは登れないですね。この立地を選んだ理由がわかる気がします。

堀伝いに残りの遺構を見学。

堀の現状はこんな感じ。
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今でもところどころ水が溜まっていました。

堀の周りは湿地帯。こちらから攻めるのも大変そうです。
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うーん行きたくない湿地です。

そしてここへ来て手の込んだ解説板がたくさん出てきました。
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大手という名前に惹かれて後回しにしましたが、順路としてはこっちだったのかな。

出構

最後に新府城の特徴の一つ。西の出構へ。
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機能には諸説あり、北からの侵入者に対して鉄砲で防御する施設だった、堀の水の高さを調節する施設だった、などと言われているそうです。

出構は東西二つあります。東出構
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他では見たことないかも。

結構低いので防御の足しになるのか疑問ではありますが、堀の水調節のためにここまで大掛かりなものを作るのかなという気もしますし、、、教えてください偉い人。

と、考えながら歩いていたら駐車場へ。
資料館の方の言う通り、城好きなら1.5時間はかかる城跡でした。

感想

満足度 3.5/5

とてもとても広く、その分見どころも多いところでした。

草木もすごかったですが、出構や丸馬出など見どころは復元整備していただいていて、見ていて楽しいですね。
建物は資料がないので平面復元にとどめるなど、冷静に丁寧な復元をされているのも好印象でした。

アクセス

新府城

  • アクセス
    電車:JR中央本線新府駅から徒歩15分 
    車:中央道 韮崎ICから20分
      無料駐車場あり
      駐車場というよりただの砂地ですが、約30台停められるそうです。
  • スタンプ・開館時間
    韮崎市民俗資料館
    新府城からは車で7,8分の距離にあるので要注意。
    HP:韮崎市民俗資料館公式ブログ 「にらみん」のお散歩日記 開館時間:9:00~16:30
     休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、直近の平日2日を休館)、木曜日午前、祝日の翌日、年末年始(詳細はHPで公開)
     入館料:無料
  • 城跡
    散策自由
  • 所要時間
    1~1.5時間 民俗資料館も含めると2時間
  • 付近のスポット
    近くの百名城だと甲府城躑躅ヶ﨑館、要害山城、高島城 でしょう。

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