設楽原決戦場散策その2は信長本陣跡へ。
長篠の戦いを通じて何度か陣を移動した信長の、設楽原決戦における陣地です。
信長だから別記事、という思い入れではなくて、ここだけは場所が全然違って新東名高速の長篠設楽原PA下り線に直結だから別立てにしてみました。
PA直結でも下道からもアクセス可能。遠くの方も近くの方もアクセス便利な立地です。
まぁ言うまでもなくあとから高速が近くに来ただけですけど。
長篠設楽原PA
設楽原決戦場散策に続けて訪問。
信長本陣自体は、新東名での休憩で何回も看板を目にして気になっていましたが、なかなか寄り道する時間が取れず。
下道からも訪問できることを知ってこの機にやってきました。
カーナビに入れたら高速に連れていかれるのではと少し不安でしたが、近くまで行けば看板も完備で迷うことなく到着できました。
というわけで、さも高速の休憩かのようなアングルから最初の一枚
長篠設楽原PAは外観から戦国推し。
長篠の戦いをモチーフにしたご当地メニューもあるようですよ。食べたことないけど。
実際に車を停めたのはPAの裏。当たり前ですが高速とは別の場所です。
そこからの眺めも綺麗でした。
設楽原決戦場は左端の山向こう。離れたところに信長本陣があることが分かります。
家康の本陣は決戦場から見える最前線にあり、秀吉の本陣はここから決戦場と反対の北側にあったとか。立場の違いが表れていて興味深い。
信長本陣
もう一度高速側に戻って、信長本陣へ。
PA脇にはしっかりとした案内板。こういう看板があるのは珍しいんじゃないかな
高速バスツアーの休憩で寄れたりしたら良いですよね。またそんな日が来てほしいものです。
脇には馬防柵の再現
設楽原歴史資料館で習った織田・徳川どちらの形式とも似つかない、というか柵裏への入口がないですが、雰囲気だけ味わうならこれでも充分。サイズ感も分かりますし。
ザ・公園の向こうの山が本陣跡です。
ちょっと登って
到着。
中央に高まりを持つ、山上の削平地にはなっていますが、今はちょっと開けた神社。
かなりキレイで、どこまでが当時の形状かはちょっと分かりにくいかな。
今の主、茶臼山稲荷神社に参拝して、少し散策。
何も知らないとただの地域の神社、ですが、
看板が歴史を教えてくれます。
この看板の「見える見えない」はもう少し降りたところから見た話なんでしょうか笑
看板付近は周り全部木で、少なくとも設楽原決戦場方面は何も見えませんでした。
近くの歌碑には、信長が詠んだという歌が刻まれていました。
「きつねなく 声もうれしくきこゆなり 松風清き 茶臼山かね」
信長の歌が残されていること自体が稀なのだそう。
大きな決戦の思い入れか、何を表した句なのでしょうか。
うれしく、聞こえたのは戦の優勢を感じていたのかな。素人には分かりませんが。
北西側には長篠設楽原PAを眺めることもできます。
これくらいのちょっとした距離、高低差なので、下り線PAに用がある方はちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
大きなところでも、遺構がたくさんという訳でもありませんが、少しだけかつてに思いを馳せることができますよ。
アクセス
信長戦地本陣跡
- アクセス
電車・バス:JR飯田線 茶臼山駅から徒歩35分
車:新東名高速道路 長篠設楽原PAから徒歩
新城ICから車で10分
無料駐車場あり - 利用時間
散策自由 - 所要時間
~30分 - 付近のスポット
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