にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

井伊谷城 (浜松市北区) -シンプルな山城は井伊氏の居館

井伊氏ゆかりの地をめぐるショートトリップへ。

まずは井伊谷城から。

大河ドラマの名残を感じる山城は、当時は人も多かったのでしょうけど、今は静か。
そういう静かなところで想いを馳せる時間も良いものですよね。

お城:井伊谷城 静岡県浜松市北区
HP:井伊家の居城「井伊谷城」/浜松市
訪問日:2021年6月

f:id:tmtmz:20210711071527j:image

概要

井伊谷城は、井伊氏が築いた山城です。

井伊氏は平安時代に始まり、中世には井伊谷城周辺一帯を治めました。
なお、初代の井伊共保井伊谷城を築いたとされます。

1562年に井伊直親が誅殺されると井伊家には適齢の男児がいなくなります。
直親の遺児、虎松(のちの井伊直政が城主となるまでの間、女性領主井伊直虎が城主としてふるまいました。

直政が家康の下で多くの武功を立て、上野箕輪城、その後近江佐和山城が与えられると井伊氏の拠点もそちらに移り、井伊谷城は廃城となりました。

訪問記

モリズバーガーのハンバーガ

久々の静岡県内の城跡めぐりは井伊家のゆかりの地を巡ります。
と、その前に腹ごしらえを井伊谷城近くのハンバーガー屋さんへ。

訪れたのはモリズバーガーさん
f:id:tmtmz:20211015204101p:image
店主は静岡で有名なハンバーグ店さわやかの商品開発責任者を務められていたそう。
さぞ肉々しいハンバーガーが食べられるのでしょう。
店主は森さんなのかな?

頼んだのはモリズバーガー 電話注文ですぐ受け取れました
f:id:tmtmz:20210711071651j:image
思ったよりバンズが特徴的です。しっかりとした存在感かつフワフワで柔らかい。

そして野菜がシャキシャキで存在感抜群。

もちろんパティは存分に肉の味がして美味しい。

付け合わせのポテトもひと工夫されていて、とても美味しかった。
f:id:tmtmz:20210711071707j:image
全部のパーツが美味しかった。
家の近くに欲しい一軒です。

駐車場は店の前の狭い3-4台のスペースだけと書かれていることが多いですが、道を挟んだ反対側にも比較的広いものがありますので、そちらがいいんじゃないかと。

r.gnavi.co.jp

井伊谷城

さて、腹を満たしたところで井伊谷城へ向かいます。

と言って着いたのは浜松市地域遺産センター
f:id:tmtmz:20210711071654j:image
また寄り道をしているのではなく、こちらの駐車場が井伊谷城の駐車場です。
公共の施設だけあってもちろん広々駐車場です。

そして、井伊谷城までの案内も完璧。
f:id:tmtmz:20210711071635j:image
ちなみに、こちらの引佐協働センターの駐車場は使っちゃいけないのでご注意。
現地にもそう書いてあります。

かなり刻んで案内が出されているので、登城口まで迷う心配ありません。
f:id:tmtmz:20210711071416j:image
100m行かないうちに看板を出すなんて、心配性ですね。

もういっちょ看板。歩いて2,3分の道のりに看板が多いです。大河パワーを感じます。
f:id:tmtmz:20210711071414j:image

登り口に到着
f:id:tmtmz:20210711071404j:image
整備は完璧です。これも大河パワーでしょう。

そして、この先の坂への備えもばっちり。
f:id:tmtmz:20210711071407j:image
色あせていますが、そぞろ歩きマップもありました。
f:id:tmtmz:20210711071425j:image
城跡が終わったらそぞろ歩くつもりですので、きっちりメモ。

頂上までは15分ほどの登り坂。
f:id:tmtmz:20210711071419j:image

結構な傾斜で休みどころが2か所くらいあったはず。
f:id:tmtmz:20210711071422j:image

まだまだ登ります。
f:id:tmtmz:20210711071623j:image

足に疲労を感じつつ、15分かけて大手の虎口へ到着
f:id:tmtmz:20210711071710j:image

虎口両脇の土塁は曲輪内部からの方がよく分かりました。
f:id:tmtmz:20210711071614j:image
かなり古い時代のお城のはずですが、意外としっかり残っています。

井伊谷城は単郭式の山城ですので、郭はこれで全部。
f:id:tmtmz:20210711071527j:image
少し広めの郭が広がります。虎口以外は土塁もありませんが、元々なかったのかな。

大河の名残がそこかしこに。
f:id:tmtmz:20210711071409j:image

新しい案内板や
f:id:tmtmz:20211016214518j:image

展望台
f:id:tmtmz:20210711071610j:image

そこからの景色
f:id:tmtmz:20210711071538j:image
さすがに遠くまでよく見えます。これなら物見もいらないか。
木が生長したのか、麓の井伊谷の街が見えないのが、現代人からすると残念ですが。

もう一度主郭へ。
f:id:tmtmz:20210711071620j:image
本当にシンプルな曲輪ですが、中央部の高まりの周りにぐるっと平場がある構造。
当時はどういう使われ方をしていたのかな。

平場をぐるっと回りながら見ていきましょう。

西側の搦手口
f:id:tmtmz:20210711071601j:image
こちらには土塁の遺構もありません。今はもう一方の登り口が続いています。

中央の高まりには御所の丸
f:id:tmtmz:20210711071607j:image
何のための石積みかは分かりませんが、名前は南北朝の頃に南朝方の拠点として宗良親王を迎えたことと関係がありそうです。

ぐるっと回ります。

北半分は自然のままの平場です。
f:id:tmtmz:20210711071704j:image
もともと断崖なので、守りの工夫はしていなかったのかな

御所の丸の近くに井の宮石陵
f:id:tmtmz:20210711071553j:image
完全に想像ですが、廃城後に出来た儀式用のものでしょうか。いや、当時からこうだったのかな。

北側からは三岳山、三岳城が見え、、るはずです。
f:id:tmtmz:20210711071645j:image
やっぱり木が成長したのかな。

三岳城は井伊氏の最終的な詰めの城でした。
さすがに詰めの城、高いですが車で近くまで行けるらしいので、また今度見に行こう。

これで主郭を一周です。帰りは下りなのですぐに降りてしまいました。

最後に地域遺産センターの見学を、と思いましたが、中は人が多そうだったので入り口だけで。

f:id:tmtmz:20210711071648j:image
右の直虎の顔出しパネルは分かるんですが、赤い方に開けてある穴も顔を出してほしいんですかね。。。

周辺散策へ向かいます。

感想

満足度 3/5

実にシンプルな山城で、遺構も少なく、山頂の滞在時間はのんびり回っても15分くらいでした。

観光に寄せたパネルなども置いてありますが、人はそこまで多くなく、落ち着いて想いを馳せるには良いところです。
夏場は虫が多いですが笑

アクセス

井伊谷城

  • アクセス
    電車・バス:JR浜松駅からバス 井伊谷または神宮寺バス停下車
                 神宮寺が登り口に近いですが、井伊谷がちょっとバスが多いです。
    車:新東名高速 浜松いなさICから約10分
      または東名高速 浜松西ICから約25分
      浜松市地域遺産センターの無料駐車場が利用可能です。
      近くの引佐多目的センターの駐車場は利用不可です。
  • 城跡
    散策自由
  • 所要時間
    ~0.5時間(登り下り含めて)
  • 付近のスポット
    百名城関連だと、浜松城長篠城が近くです。

    tmtmz.hatenablog.com

    tmtmz.hatenablog.com百名城ではないですが近くの二俣城や鳥羽山城は良い城跡です。

    tmtmz.hatenablog.com

    天浜線の金指駅も近くです。

    tmtmz.hatenablog.com

    ↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ