にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

浜松ガーデンパークのひまわり畑

夏休みの記憶。

お盆休みに浜松ガーデンパークひまわり畑に行ってきました。
テレビで見てすぐに行ったつもりだったのですが、タイミングが遅かった。。

という訳で来年への反省を込めた短文です。

f:id:tmtmz:20200827230222j:image

ひまわり畑

帰省もできないお盆休みだったので、少しでも気晴らしにということで浜松ガーデンパークのひまわり畑に行ってきました。
ちょうどテレビでやっていたので。流されやすい庶民です。

特に下調べもせずに行ったのですが、これが大失敗

まず、この日の浜松の最高気温がまさかの40度越え。。。
車に乗っていても日差しが痛い。
そんななか頑張ってガーデンパーク内を歩いてひまわり畑に向かいます。

f:id:tmtmz:20200827230205j:image
きっと水路の向こうに見えるのがひまわり畑のはず。

f:id:tmtmz:20200827230202j:image
なんか緑?

f:id:tmtmz:20200827230156j:image
はい。見ごろは終わっていました。
テレビで見てすぐに向かったはずなんですが、遅かったようです。
道理で人が全然いなかったわけです。暑いからだけじゃなかった。

f:id:tmtmz:20200827230149j:image
みんなシュンとしていますね。まるで暑さと日差しに負けたような。
見ごろを過ぎたひまわりがこんなに哀愁漂う感じだとは思いませんでした。

それでも日陰に近い一角はまだ咲いていました。良かった。
f:id:tmtmz:20200827230153j:image
これが見たかったのです。

f:id:tmtmz:20200827230219j:image
太陽の日差しとひまわり。これぞ夏っていう感じですね。40度はちょっと暑すぎますが。

f:id:tmtmz:20200827230159j:image
ひまわりなのに、みんな太陽に背を向けていました。
そういえば梅雨の日照不足の影響で太陽の方向が分からなくなってしまった、とニュースで言っていたような気もします。

f:id:tmtmz:20200827230225j:image
ガーデンパーク名物の展望台と黄色のひまわり畑の写真を撮りたかったのですが、ちょっと物足りない。
f:id:tmtmz:20200827230216j:image
ひまわりに寄せてみましたが、背を向けられてしまいました。

f:id:tmtmz:20200827230209j:image
ちょっと気を抜くと枯れたひまわりの悲しい画像に。

よくよく調べてみると、ガーデンパークのひまわり畑の見ごろは8月上旬までとなっていました。
そりゃお盆に行ったら遅いですね。一面のひまわり畑は来年に持ち越しです。

 

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ

 

鮫ヶ尾城(133)-2019東北城巡り⑯終

この旅最後のお城は鮫ヶ尾城。
上杉家のお家騒動、御館の乱上杉景虎が自害したお城です。

ただ、登っていないんですよね。。。雨が降ってきてしまいまして。。。
ご紹介できないなとも思いつつ、旅行記の締めなのでスタンプまでの簡易版でご紹介。

お城:鮫ヶ尾城(133)新潟県妙高市
HP: 斐太歴史の里:鮫ヶ尾城跡 - 妙高市
訪問日:2019年4月
f:id:tmtmz:20200613221813j:plain

概要

鮫ヶ尾城の築城年代ははっきりしませんが、出土品から16世紀ごろにはすでに何かしらの城郭が存在していたことがわかっています。

鮫ヶ尾城が歴史の表舞台に登場するのは、御館の乱での戦いです。
上杉謙信の死後、景勝と景虎との後継争いで、序盤は景虎が優勢でしたが、形勢逆転。
次第に追いつめられる中で景虎が逃げ込んだのが鮫ヶ尾城でした。
後北条氏からの養子であり、実の兄を頼って小田原城へ逃れようとしたとされます。

当時の城主・堀江宗親は元は景虎方でしたが、すでに景勝方に内応しており、鮫ヶ尾城は総攻撃を受けて落城。景虎は自刃したと伝えられます。

訪問記

高田城訪問のあと、車で移動。移動中に雨が降ってきてしまいました。。
鮫ヶ尾城のスタンプがある、斐太歴史の里の駐車場へは15分くらいで到着です。
無料でそこそこの広さがあってありがたい。
最後は細そうな脇道に入りますが、そんなに距離もないので勇気をもって進みましょう。

駐車場から道沿いにしばらく歩くと芝生の公園が広がり、斐太遺跡に到着です。
遺跡には竪穴式住居が復元されていました。
f:id:tmtmz:20200613221803j:plain
下調べなしで来たので、城跡に竪穴式住居?当時の庶民の生活を再現しているのか?と一瞬だけ勘違いしました(んな訳ない)
当然、これは斐太遺跡という弥生時代の遺跡です。

www.city.myoko.niigata.jp

HPによると、斐太遺跡は弥生時代後期後半(3世紀)卑弥呼の時代の集落遺跡で、200軒を超える竪穴式住居跡が見つかっているそうです。
当時も戦乱の時代で集落の周りには大規模な環濠が築かれていました。
出土品は短期間に集中していて、戦乱の時代に見晴らしの良い台地上に築かれて、短期間で放棄されたことがわかります。

近くには古墳群もあり、中世の遺跡である鮫ヶ尾城跡もこの上にあり、と古くからの人々の営みを窺い知れることは興味深いところです。

竪穴式住居を過ぎると、スタンプのある斐太歴史の里総合案内所に到着です。
と、その前にスタンプの前に案内所手前にあった看板たち

f:id:tmtmz:20200613221809j:plain
こちらは斐太歴史の里全体の案内図。
カタクリの群生地やギフチョウの生息地など、散策すると面白そうなところがたくさん。

f:id:tmtmz:20200613221813j:plain
こちらは鮫ヶ尾城の案内板。
そういえばここで初めて案内を見た気がします。
右の絵を見て城跡の遠さに心が折れかけたのは内緒の話。

案内所は小さなお土産コーナーと鮫ヶ尾城や斐太遺跡の出土品展示コーナー、休憩所があります。
ふらっと立ち寄っただけの旅行者にお茶とお漬物を出して下さり、至れり尽くせりのサービスでした。こういう出会いがうれしいですね。
ここでスタンプをゲット。

f:id:tmtmz:20200823144953j:image
いいアングルですね。登りたかったなぁ。。

スタンプの後は展示品を見学。
一番印象的だったのは鮫ヶ尾城で出土した炭化米です。当時の戦いを物語る出土品ですね。

と、見学しているうちに雨が上がることを願っていましたが、一向に上がる気配がないので、残念ながらここで断念。
これで今回の百名城遠征は終了です。

燕三条ラーメン

新潟最後の食事は燕三条系背脂ラーメンでした。
鮫ヶ尾城からはかなり離れているのでもうお昼ご飯という時間ではありませんでしたが、空きっ腹を抱えてもうひとっ走り。

f:id:tmtmz:20200613221806j:plain
頂いたのはラーメン勝さんの中華そば(だったかな)

この全面に乗る背脂と太麺が燕三条系ラーメンの特徴です。
なかなかに濃い味でしたが、15時まで待った空腹にはベストマッチ。
とても美味しく頂きました。

基本情報

鮫ヶ尾城
新潟県妙高市大字宮内

  • アクセス
    電車:えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン北新井駅から
       徒歩35分
    車:上信越自動車道 中郷ICより約15分または新井スマートICより約5分
      無料駐車場あり
  • スタンプ・開館時間
    斐太歴史の里総合案内所
     9:00~17:00(10月は16:00、11月は15:00まで)
     12月~3月は休業日です。それ以外は無休
    神の宮温泉かわら亭(12月~3月)
     900~21:30
  • 城跡
    散策自由
  • 所要時間
    登っていないので分かりません。。。
  • 付近のスポット
    近くの百名城関連だと高田城、春日山城でしょうか。

    tmtmz.hatenablog.com

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

tmtmz.hatenablog.com

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ


にわかお城ファンの旅行記 - にほんブログ村

高田城(132)-2019GW東北城巡り⑮

ようやく旅も最終日。この日は上越のお城を巡ります。
まずは高田城。

2019年5月1日の訪問で、この高田城が令和初のお城訪問となりました。
あれだけ騒いでいたのに改元ももうずっと前の話な気がします。

お城:高田城(132) 新潟県上越市
HP:高田城三重櫓 - 上越市ホームページ
訪問日:2019年5月

f:id:tmtmz:20200613221636j:image

概要

高田城は、徳川家康の六男、松平忠輝の居城として天下普請で作られた平城です。
1614年3月に築城を開始し、同年7月に完成しました。わずか4か月です。

もともと近隣には上杉家ゆかりの春日山城や、春日山城に代わる平城としての直江津港近くの福島城がありましたが、より内陸の高田城の完成とともに役割を移し、町人街とともに移転することとなりました。

忠輝は1616年に改易され、その後親藩や譜代が入れ替わり藩主を務めて明治時代に至ります。
陸軍駐屯地として使用された際に大規模な改変が行われましたが、一部に堀や土塁が残り、現在は公園となっています。

訪問記

寺泊での朝ごはんを終えて、もうひとっ走り。
10時半ごろに到着。高田城は今は高田城址公園となっています。
街の公園なので特に迷うことなく到着です。駐車場もついてから探せばすぐに見つかります。

公園には堀は一部残っていますが、埋め立てられていて二の丸、三の丸の様子は読み取ることができません。
テニスコート陸上競技場などが作られていて、ぱっと見は本当に普通の大きな公園という感じ。

とりあえず最初に見えた第2駐車場に車を置いて、スタンプのある上越市立歴史博物館へ。

f:id:tmtmz:20200812154534j:image
スタンプのモデルは三重櫓ですね。
往時も天守は作られなかったので、この三重櫓が代用でした。

そのまま流れで博物館を見学。
入ったときはスタンプ押して帰るのも悪いし…という程度であまり期待していませんでしたが(失礼)、これがとても面白い。
具体的にどの展示物が、という訳ではありませんが、全体的にわかりやすくて見入ってしまいました。

全体を通して高田の街の成り立ちが丁寧に紹介されていたのが印象的でした。
例えば春日山城、福島城、高田城の移り変わりなんかが土地勘のない人間でもわかりやすい。
最近の街並みでも雁木の話など、地元の方には当然でも旅行者からすると新鮮で良い勉強になりました。

時間を忘れて見てしまった結果、もともとメインのつもりだった高田城は駆け足の見学に笑
急いで戻ってお堀越しの三重櫓です。
f:id:tmtmz:20200613221648j:image
内堀が入ると絵になります。

堀の奥は土塁となっています。これが高田城の特徴の一つ。
平城としては珍しく石垣が作られていません。
大坂冬の陣直前にわずか4ヶ月で作ったためだとか、近くに石垣に使えるような石が少なかったからとか言われています。
お堀端が土塁というのは珍しいですが、石垣でなくても高いところにあるだけで威厳がありますね。

f:id:tmtmz:20200613221636j:image
三重櫓をアップで。
往時も天守の代わりの存在でしたので、こんな感じでシンボル的な存在だったのでしょう。

このあと本丸側に回って三重櫓へ。
もちろん入場券を買って内部へ入ります。なんで博物館との共通券買わなかったんだろう。。。
ちなみに三重櫓入り口でもスタンプを押せます。

内部は高田城などの歴史の展示でしたが、博物館で勉強済だったので軽く見学。
というか博物館を見すぎて時間がありません。

本丸も残りは学校になっているので、これで高田城終了です。

感想

満足度 3/5

城跡はその名の通り公園ですね。ほとんど公共施設になっています。
ただ三重櫓の周囲は、土塁に堀にと綺麗に揃っています。これは街のシンボルになります。
年月を経て土地利用が変わることは普通なので、これはこれで良いのかな、と。

この時は時期ではありませんでしたが、桜や蓮が綺麗で有名なようです。
花の時期はもちろんそれ以外の時期も何かと地域の方が集まる中心なんだろうなと思いました。
そういった意味で、形を変えつつも今も地域の中心にあり続けているのは良いですね。

基本情報

高田城
新潟県上越市本城町6-1

  • アクセス
    電車:えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 高田駅から徒歩約15分
    車:上信越道 上越高田ICより約15分
      無料駐車場あり
  • スタンプ・開館時間
    上越市立歴史博物館
     9:00~17:00(4月ー11月)、10:00~17:00(12月ー3月)
     休館日:月曜日(月曜日が祝日の時は翌日)祝翌日、年末年始
     観覧料:一般510円、小中高生260円
     休館日でも押せるように対応くださっています。
    高田城三重櫓管理棟
     9:00~17:00
     休館日:月曜日(月曜日が祝日の時は翌日)祝翌日、年末年始
     入館料:一般310円、小中高生160円
     歴史博物館との共通券もあります。
  • 城跡
    同上
  • 所要時間
    城跡だけなら0.5時間
  • 付近のスポット
    近くの百名城だと春日山城、鮫ヶ尾城でしょうか

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

tmtmz.hatenablog.com

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ


にわかお城ファンの旅行記 - にほんブログ村

新潟グルメ -2019GW東北城巡り⑭

新潟県に来たからには日本酒とお米と魚は味わわないと、ということで、いろいろと回ってきました。
1泊しかしていないのにご飯の写真がたくさん。
そんなに大食漢ではないのですが、日本酒も含めてすべてが美味しかった。良いですね。本当に。

それにしてもコロナが流行ってから居酒屋に本当に行かなくなってしまいました。
せめて身近な店だけでも意識的にテイクアウトしてエールを送りたいところです。

ぽんしゅ館コンプレックス

はじめは0次会として新潟駅にある ぽんしゅ館コンプレックスさんへ。
といっても、晩御飯のお店がどこを探しても空きがなく、21時からしか取れなかったから、というのが実際です。
でも入れてよかった。災い転じて福となすですね。

こちらはいわゆる角打ちのお店。カウンターと小さなテーブル席でさくっと飲めます。
また、ショーケースには酒の肴も並んでいます。

この時は新潟県にある全酒蔵を月替わりで飲み干す企画の途中でした。
旅先の地酒を飲みたくなるものの、詳しくないので分からなくて困ることが多いですが、一つの蔵の中で選ぶとなると逆に助かりました笑
一つの蔵といっても銘柄はたくさんあるので、酒好きの方も楽しめるのではないでしょうか。

f:id:tmtmz:20200812153905j:image
選んだ銘柄。名前は忘れましたが、美味しかったことはよく覚えています。
少しの待ち時間で軽く飲むにはもってこいのお店でした。

ちなみに時間無制限飲み放題プランもあります。
棚に並んでいる日本酒を自由に飲んでください、という太っ腹なスタイル。
飲んべえの方にもあっているかも。

 

r.gnavi.co.jp

魚沼釜蔵 ぽんしゅ館

0次会を終えていよいよ晩御飯のお店へ。魚沼釜蔵 ぽんしゅ館さんです。
予約した時は気づきませんでしたが、こちらもぽんしゅ館の名前が入っていました。(回し者じゃないですよ笑)
140席もある広い広いお店でしたが、ここが21時まで待たないと空きが出なかったとは、、、GWの新潟駅前おそるべし。

さて、ここでのお目当てはお米です。コシヒカリ

f:id:tmtmz:20200812153915j:image
が、もちろん日本海の海の幸も見逃せない。

その横で釜炊きコシヒカリがスタンバイ。
f:id:tmtmz:20200812153900j:image
ちなみに左手は色が飛んでいますが、栃尾の油揚げ
こちらも有名な新潟の郷土飯です。新潟の居酒屋では定番だそう。
写真でもわかる大きさとおいしさが特徴です。日本酒によくあう。

ご飯を待つ間、さらに他の新潟グルメを味わいます。
f:id:tmtmz:20200812153857j:image
炊きあがるのを待てませんでした。
お米が炊けるを待ちながらご飯を食べる。アホですね(笑) それでも美味しい。

そしていよいよ炊きあがりました。
こう書くとご飯しか食べてないようですが、写真がないだけでもちろん間にもいろいろ食べていますよ。

f:id:tmtmz:20200812153853j:image

f:id:tmtmz:20200812153850j:image
美味しい。ご飯だけでも何杯も行けそうなおいしさです。
待った甲斐がありました。ごちそうさまです。

r.gnavi.co.jp

寺泊魚の市場通り

翌朝は早起きして長岡市寺泊地区へ。
ここにある魚の市場通りという市場街がお目当てです。

新潟駅から車で1時間ほど。
ローカルな雰囲気の国道沿いに突然派手な看板の店が並ぶと到着です。
道を挟んだ反対側には大きな無料駐車場。アクセスもバッチリ。

ここには10数件ほどの魚屋さんが軒を連ねます。
8時過ぎに着きましたが、結構な人で賑わっていました。

こんな感じで、お店には地元産の魚がたくさん。

f:id:tmtmz:20200812153911j:image
地元民なら買って帰るのになぁ。

でも実はその場で食べられるものもたくさん売られています。
そして店の前にはその場で食べるスペースが用意されています。
というわけで、魚屋さんのお寿司を朝ごはんその1にゲット。(写真忘れました。)

他にも浜焼きのお店を発見。
f:id:tmtmz:20200812153908j:image
種類が多すぎて迷っちゃいますね。
左奥のサバなんか大きすぎて食べきれる気がしませんが、並んでいるということは食べる人がいるということか。

注文すると、その場で温めてくれます。
f:id:tmtmz:20200812153847j:image
その分待ち時間も長めで行列になっていますが、これからこれを食べられると思うと全然気になりません。

さっきの写真でネタばれ気味ですが、ミーハーにのどぐろを買いました。
f:id:tmtmz:20200812153919j:image
脂がのっていて大満足。

あわせてカニも購入。確か100円だったはず。ここが一番人気でした。
f:id:tmtmz:20200812153924j:image
朝から贅沢なご飯でお腹いっぱいです。

他にも加工品を売るお店や食堂なんかもあります。
めちゃくちゃ広いわけではありませんが、良いお店がぎゅっと詰まった楽しい通りでした。

niigata-kankou.or.jp

お腹が満たされたところで、最後の城巡り。高田城へ向かいます。

 

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

tmtmz.hatenablog.com

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ


にわかお城ファンの旅行記 - にほんブログ村

新発田城(31)-2019GW東北城巡り⑬

新潟県に移動して、新発田城です。
半分は自衛隊基地になっていて、良くも悪くも今の姿が特徴的なお城です。

新潟県といえば、ちょっと前に新潟県がどの地方にも属せないというツイートがバズっていましたね。
私の住む静岡県も東海地方のはずですが、よく東海三県とくくられてハブられるので、とても共感したのを覚えています。

とりあえず新潟県はこの旅では東北に含めておきます。
カテゴリ上は教科書で習った中部地方かな。
やっぱりどこに入れればよいのかよく分かりません。

お城:新発田城(31) 新潟県新発田市
HP:新発田城 | しばた観光ガイド
訪問日:2019年4月
f:id:tmtmz:20200613221102j:image

概要

新発田城が最初に築かれた時期ははっきりとしていませんが、新発田氏が戦国時代に居城としていた旧新発田館跡に1598年に溝口秀勝が入封、築城したのが始まりとされます。
1654年ごろに完成、火災や地震の度に再建され、明治維新を迎えました。
廃城令で破却されたのちは陸軍の部隊が置かれ、紆余曲折ありながらもそのまま敗戦を迎えます。
現在も大部分を自衛隊駐屯地として利用されています。
また、2004年に三階櫓と辰巳櫓が復元されました。

構造としては、本丸を囲むように二の丸が、その北側に三の丸が置かれた平城です。
一部が突き出す特徴的な形の縄張りでした。
現在は本丸と二の丸の一部に自衛隊駐屯地が置かれ、二の丸、三の丸の残りは宅地化されています。

訪問記

福島をのんびり観光していたら到着が遅くなってしまいました。
そわそわしながら新発田城を目的地としたカーナビに従うと、駐車場を見ることなく本丸表門に到着。駐車場はどこ?
城の周りをさまよった後、ようやく新発田城址公園の駐車場を発見。
最初からこちらを入力しておけばよかった。
閉門まであと15分しかありません。

城址公園から本丸側を望むといきなり堀に石垣に三階櫓に城址碑。情報過多ですね(笑)
f:id:tmtmz:20200613221102j:image
左側に映るのが三階櫓
廃城令で破却されますが、近年古写真などをもとに再建されました。

新発田城には往時も天守と称する建物はなく、この三階櫓が実質的な天守でした。
写真では分かりにくいですが、屋根が丁字型で、3匹の鯱が載せられた特徴的な構造です。
残念ながら自衛隊の敷地にあるため、中には入れず、見ることしかできません。

せっかくの三階櫓なのに、アップの写真を撮っていませんでした。
閉門時間を気にしていたのでしょう。あと15分弱。
堀沿いに表門へ急ぎます。

f:id:tmtmz:20200613221059j:image
旧二の丸隅櫓
江戸時代の大火の後に再建されたもの。本丸鉄砲櫓跡に移築されていますが、当時の現存建築。
雪国特有の海鼠壁が見えますね。雰囲気あります。
海鼠壁は意匠としてもきれいだと思います。

石垣も立派です。建造物と共にきれいに残っているのは貴重ですね。
こちらは大火の翌年の地震で崩落し、積み直された切込接の布積です。
ただ、石垣は印象的ではありますが、本丸の一部以外は土居や腰巻石垣だったと考えられています。

もう少し進むと本丸表門 閉門10分前に滑り込みです
f:id:tmtmz:20200613221112j:image
こちらも江戸時代に再建された現存建築。やっぱり絵になります。
石垣より奥まったところにありますが、元は両袖の石垣に土塀があり、門前に横矢をかけることを狙っていたとのこと。

表門の右手には辰巳櫓もあります。こちらは三階櫓と同じタイミングで再建されたもの。
ただ、閉門ギリギリなので見学もそこそこに本丸内部へ。

門をくぐろうとしたところでスタンプ。
なかなかスタンプが見つからないこともありますが、ここは直ぐに見つかってよかった。

f:id:tmtmz:20200811174729j:image
スタンプはもちろん三階櫓ですね。屋根の丁字の鯱も描かれていますね。
本ではスタンプの場所が辰巳櫓となっていますが、表門で押せます。

門をくぐって本丸内部
奥は全て自衛隊敷地となっていてほとんど奥行きがありませんが、表門、旧二の丸隅櫓と辰巳櫓は中に入れます。

ガイドさんも片づけを始めているところ申し訳なくなりながら、急いで旧二の丸隅櫓に入ってみました。
こういうところに入ると外を見たくなる性分なのですが、眼前に広がるのは自衛隊基地。
何となく写真を撮るのは気が引けて、そそくさと退散してきました。

そうこうするうちに閉門時間。表門のガイドさんたちと一緒に退散です。
3日目の宿泊先、新潟市へ。

感想

満足度 2.5/5

外から見る分には三階櫓に現存建築に石垣にと見どころ盛りだくさんです。
その分、自衛隊駐屯地がどうしても気になります。もろに現役の駐屯地なので、何となく見るのも気が引けて、長居する場所ではない気がしてしまいました。
(まぁギリギリに訪問したのでそもそも長居しようがなかったのですが。)
色々なところでいわれていますが、三階櫓を近くから見られるようになれば変わりますかね。

基本情報

新発田城
新潟県新発田市大手町6

  • アクセス
    電車:JR新発田駅から
       徒歩25分
       または「あやめバス」内回り おやゆびひめ号で新発田城址公園バス停下車(一部便のみ停車)
       またはレンタサイクル
    車:日本海東北自動車道 聖籠新発田ICより約10分
      無料駐車場あり
       100台(無料)アイネス新発田利用時
       7台(無料)新発田城址公園利用時
  • スタンプ・開館時間
    新発田城表門
     9:00~17:00(11月は~16:30)
     4月~11月のみ開門
     入場無料
    新発田市役所本庁舎1階受付(12月~3月)
    土日祝、年末年始は警備員室
  • 城跡
    同上
  • 所要時間
    0.5時間
  • 付近のスポット
    近くの百名城だと村上城でしょうか。

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

tmtmz.hatenablog.com

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ


にわかお城ファンの旅行記 - にほんブログ村

五色沼・喜多方ラーメン-2019GW東北城巡り⑫

甲子園交流試合が始まりましたね。
練習も試合も制限付きでしかできない中ではありますが、そんな中でできる限りの思い出になるのではないでしょうか。
例年と違って現地観戦できないので、私はTV越しに高校球児たちを応援します。

さて、旅行記はそろそろ終盤です。
会津若松城から新潟県新発田城に向かう途中、五色沼喜多方ラーメンでもう少しだけ福島県を観光しました。

1.磐梯山ゴールドライン八方台駐車場 2.五色沼 3.日中線しだれ桜 4.喜多方駅

五色沼

最初のスポットは五色沼
磐梯山の北側、裏磐梯にある湖沼群の総称です。

沼によってさまざまな色を示すことから五色沼
ですので、沼は5つどころでなく数十は存在します。

湖を回るハイキングコースも整備されていて、宿泊施設も存在する観光スポットです。
今思うとなぜ雨の日に回ってしまったのかという気はしますが(笑)

訪問記

鶴ヶ城見学を終えた足で五色沼へ。
今回は磐梯山ゴールドラインで向かいます。車で1時間ぐらいの距離ですね。
猪苗代湖北岸から向かうので、道中には展望台がたくさんあります。

標高が高くなるにつれて道路わきに雪が見えるようになってきました。
雪の中で駐車場を発見したので、休憩がてら雪遊びです。後から調べるとピークにある八方台駐車場でした。
雪国にいないとGWに雪がある景色自体が珍しくてテンションが上がってしまいますね。

f:id:tmtmz:20200806211858j:image
道路や駐車場は除雪ばっちりで運転に不安はありませんでしたが、道路わきはご覧の雪。
磐梯山ゴールドラインの冬季閉鎖が11月~4月下旬まで、夜間閉鎖は5月上旬まで続くのである意味当然なのですが、現地にいたときは驚きでした。

f:id:tmtmz:20200806211914j:image
普段は磐梯山への登山口として車もたくさん止まるそうですが、この雪ではさすがに他の車はいません。
広いスペースを使ったGWの雪合戦大会開催です。
まぁカチカチに凍っていて雪玉を作るのもつらかったので、すぐに終わりましたが(笑)

雪合戦を終えてもう少し進むと五色沼駐車場に到着。

五色沼散策のモデルコースとしては、五色沼入口か、裏磐梯高原駅のバス停から湖沼群を散策、反対側のバス停から戻るルートなどが紹介されています。
それぞれのバス停に駐車場がありますが、おそらく湖に一番近い駐車場はこの五色沼駐車場でしょう。

雨予報で、装備もないので軽く回れる五色沼駐車場へ。
そして到着と同時に雨がまた降ってきました。。
色の違いを見るには2つくらいは湖を見たいのですが、頑張れるかな。

f:id:tmtmz:20200806211928j:image
雨にも負けずに湖へ。駐車場から毘沙門沼までは歩いてすぐです。

f:id:tmtmz:20200806211920j:image
毘沙門沼。貸しボートなどもある大きな湖です。
が、この日はほとんど人はいませんでした。
静かな湖畔の自然散策路を行きます。湖面は、普通の湖の色かな。

f:id:tmtmz:20200806211923j:image
毘沙門沼その2

散策路は整備されていますが、途中から地面がドロドロになり始めました。
そして意外と広い毘沙門沼。次の湖に行けるかなぁ。。

f:id:tmtmz:20200806211901j:image
ある程度進むと自然のただ中といった雰囲気になってきました。
自然の雰囲気はとても良いですね。
ハイキングコースとして人気があるのも頷けます。

そして写真でもわかる本降りの雨(笑) すでに心が折れ気味です。

f:id:tmtmz:20200806211904j:image
緑のきれいな写真。こちらも毘沙門沼ですが、色が違って見えます。きれい。

色の違いも少し見られましたし、雨も強くなってきたのでここで無事に断念。
やっぱ無理かぁ
色の違いはまた次の楽しみにしておきます。

喜多方街歩き

お昼ご飯はラーメンで有名な喜多方へ。
もちろん喜多方ラーメン目当てです。初めてなので楽しみ。

ですが、人気を舐めていました。
紹介されている有名店のみならず、どこへ行っても人人人。
行列が当たり前なんですね。時間をずらして来ないといけなかった。
ラーメン待ちの間に少しだけ街ブラしました。

日中線跡の枝垂れ桜

f:id:tmtmz:20200806211940j:image
喜多方駅から出ていた旧国鉄日中線の廃線跡に整備されたサイクリングロードの桜並木です。
1000本のしだれ桜が植えられているそうで、とても立派な桜並木でした。
しかもラーメン屋さんは大行列なのにタイミングのせいかこちらは全然人がおらず、ゆっくりと見ることができました。

写真は暗めですけどね笑

お次は喜多方駅
f:id:tmtmz:20200806211937j:image
赤レンガの意匠がおしゃれです。

今回は見て回っていませんが、喜多方は蔵の街としても知られています。
そんな中にレンガ造りの蔵も残っていて、駅舎もそのあたりを反映しているのかもしれません。

喜多方ラーメン

そして待ちに待った喜多方ラーメン
入ったのは駅前の桜井食堂さん。

r.gnavi.co.jp

お店イチ押しの蔵ラーメンを注文。
オーソドックスな支那そばも気になりましたが、お店のイチ押しに乗ることに。

f:id:tmtmz:20200806211917j:image
こちらが蔵ラーメン(しょうゆ)
具材がたくさんで五目ラーメンとでも言いたくなる雰囲気。
コーン、なると、ワカメと、懐かしくなるトッピングがたくさんです。

スープは透き通っていてあっさり感の中に生姜風味を感じて美味しい。
全体にぺろっといけるラーメンでした。

お腹も満たされたところで、次の新発田城へ向かいます。

 

tmtmz.hatenablog.com

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

tmtmz.hatenablog.com

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ


にわかお城ファンの旅行記 - にほんブログ村

会津若松城(12) -2019GW東北城巡り⑪

羽黒山城に続いて、会津若松城です。
言わずと知れた東北地方屈指の名城ですね。

街中に大きな天守がそびえるとそれだけで様になりますし、城に興味がなくても楽しめるスポットですね。
地元の看板などでは鶴ヶ城の名前の方が圧倒的に馴染みがありますが、100名城ガイドブックに倣ってここでは会津若松城と呼びます。

お城:会津若松城(12) 福島県会津若松市
HP: 会津若松観光ビューロー|鶴ヶ城 会津若松城 御薬園 松平家廟所| 悠久の時を超え、幕末の天守閣が今よみがえる
訪問日:2015年10月、2019年4月

f:id:tmtmz:20200613215530j:image

概要

会津若松城鶴ヶ城は、蘆名氏が築いた黒川城が始まりです。
蘆名氏滅亡ののちに伊達政宗蒲生氏郷が入りました。

蒲生氏郷は、1592年より近世城郭への改修を行い、街の名前を若松と改めました。
1593年には望楼型7重の天守が竣工、鶴ヶ城という名称が与えられました。

その後も、蒲生氏や後に入った加藤氏によって堀などの改修が続けられます。
1611年の会津地震では天守が倒壊する被害を受けましたが、層塔型5層5階の天守で再建されました。
その後、保科正之が入封し、明治維新まで会津松平家が治めました。

戊辰戦争では1か月もの籠城に耐えたものの、ついに開城。
損傷の激しかった天守などの建造物は、後に取り壊されました。
昭和期に天守が再建され、その後も断続的に建造物の復元が続けられています。
2011年には天守の屋根が当時と同じ赤瓦に葺き替えられました。

訪問記

鶴ヶ城はスタンプラリー開始前にも訪ねたことがあり、都合2回目の訪問です。
1度目の訪問は3連休の昼過ぎで駐車場待ちが長かった記憶があり、今回は朝のうちの訪問。

一番広い西出丸駐車場を狙って9時前の到着。
駐車場に着く前から堀を渡って石垣の間を進む道はテンションをあげてくれます。
駐車場もさすがにまだ混んでいませんでしたが、砂の地面は朝の雨でドロドロです。。。

西出丸から本丸に向かいます。
虎口に両脇の立派な石垣にと見どころはありますが、それ以上に正面の天守が気になって先を急いでしまいます。

f:id:tmtmz:20200613215533j:image
もう少し早く来たら満開の桜越しの天守だったんでしょう。

本丸に入って天守を見上げるアングルから一枚。
f:id:tmtmz:20200613215516j:image
規則正しい層塔式の天守
見分けるなら赤瓦三重目の張出がヒントですかね。

ぐるっと回って入城券売り場から。
f:id:tmtmz:20200613215644j:image
2015年の写真ですが、こちらも曇り空ですね。縁がない。

いざ入城。
f:id:tmtmz:20200613215530j:image
天守台の石垣は野面積みの武骨なもの。雰囲気あります。
一見不安定そうですが、意外と頑丈なんですよね。

天守内部は歴史資料館になっています。
城跡の資料館というと昭和を感じさせる作りのところも多いですが、ここはリニューアルもされていて鶴ヶ城の歴史や幕末の会津の動きがわかりやすく展示されているとても興味深い資料館です。

内部は見ることに集中して、一気に展望階へ。
f:id:tmtmz:20200613215523j:image
f:id:tmtmz:20200613215513j:image
東側を眺めます。山メインの景色なので往時と近いのかもしれませんね。
もっといろいろな角度を見た気がするのですが、他の写真がありませんでした笑
それだけ熱中してしまう良い景色ということで。

資料館を見終わってから再度天守を振り返ります。
f:id:tmtmz:20200613215519j:image
走長屋越しの天守
偶然ですが、赤瓦がよく分かるアングルになりました。
この赤瓦は瓦に釉薬をかけて焼くことで作られます。
会津の厳しい冬の寒さで黒い普通の瓦が割れてしまうことへの工夫として生み出されたものだそうです。

f:id:tmtmz:20200613215527j:image
もう一枚反対側から。

走り長屋の下は石垣の作りが違いますね。打込接の布積でしょうか。(本を見ながら
となると天守台石垣より後のものですね。
ちょっと考察ができてうれしい(笑)

最後にきれいな花と一枚。
f:id:tmtmz:20200613215510j:image
対比が美しいですね。

ちなみに、スタンプは天守売店にありました。
押し逃げは許さないスタイルですね笑 
ここでそんなことする人いないと思いますが。

f:id:tmtmz:20200726211419j:image
言うまでもなく、天守がモデルです。

天守以外も見て回りたいところでしたが、展示を見すぎて時間が押していたので、今日は天守だけを堪能して、次のスポットに移動です。

tmtmz.hatenablog.com

感想

満足度 4.5/5

押しも押されもせぬ名城です。
最初のお堀、石垣から城に来たことを感じますし、その後の立派な天守は言うまでもありません。
天守内部も、昭和の再建ですが古臭さもなく展示もとても興味深いものばかり。

城に特に興味がない人にもおすすめできるお城です。
会津に行く機会ができたらまた行こう。

基本情報

会津若松城
福島県会津若松市追手町1-1

  • アクセス
    電車:JR磐越西線 会津若松駅からバス 鶴ヶ城入口バス停で下車 徒歩5分
    車:磐越自動車道 会津若松ICより約15分
      有料駐車場あり(西出丸駐車場200台、東口駐車場129台、南口駐車場35台、三の丸駐車場40台(臨時))
  • スタンプ・開館時間
    天守閣内売店
     8:30~17:00 入場は16:30まで
      無休
      入館料:大人410円、小人:150円
  • 城跡
    同上
  • 所要時間
    1.5時間~(天守以外も堪能しようとしたらもっとかかると思います。)
  • 付近のスポット
    近くの百名城だと向羽黒山城でしょうか

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

tmtmz.hatenablog.com

↓気が向いたら押してやってください

にほんブログ村 旅行ブログへ


にわかお城ファンの旅行記 - にほんブログ村