にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

向羽黒山城(111)と会津の馬肉 -2019GW東北城巡り⑩

東北城巡りはようやく3日目。
会津若松からのスタートです。

会津若松と聞けば思い浮かぶは鶴ヶ城羽黒山ですよね(違
もちろん鶴ヶ城も見学しましたが、遠征なので一度にまわりたいということで終日見学可能な向羽黒山城から先に訪問

私は続百名城で初めて聞きましたが、非常に規模が大きく遺構も残った立派な山城でした。
ただ、雨で雲がかっていたので写真は少なめです。残念。

お城:向羽黒山城(111)
HP: 向羽黒山城特設ページ « ミサトノ.jp | 会津美里町ポータルサイト
訪問日:2019年4月
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概要

羽黒山は岩崎山(向羽黒山)の山頂409mに築かれた山城です。
山頂に一の曲輪、尾根伝いに二の曲輪、北曲輪、三の曲輪などが配置され、東を流れる阿賀川を水堀に、土塁や堀などの防御施設も数多く築かれました。
非常に規模が大きく、東日本最大級の山城ともいわれます。

その歴史は、蘆名氏中興の祖、16代盛氏が隠居城として1561年から8年かけて築いたことに始まります。
蘆名氏の滅亡後は、伊達政宗蒲生氏郷上杉景勝らが使いました。
特に景勝は会津に入ると真っ先に向羽黒山城を大改修したとされ、対徳川戦の最後の砦と考えていたという説もあります。
関ケ原の戦いのあと、上杉氏は米沢に移封となり、向羽黒山城は廃城となりました。

現在は中腹から山麓にかけて、白鳳山公園として整備されています。

訪問記

スタンプが24時間押せることを活用して、ホテルの朝食前に出発です。

が、この日は朝から雨。。
明らかに雲が下りてきている山に不安を覚えながら向かいます。

会津若松駅前の宿からはレンタカーで20分ほど。
会津美里町インフォメーションセンター前、看板が出ている小さな交差点を左折、細い脇道を進むと、スタンプのある向羽黒山城跡整備資料館に到着です。
最後の道は1車線分の細い道ですが、前日の三春城の道と比べるとそこまで怖くはないかな(笑)

前情報通り、資料館前に自由に押せる形でスタンプが置いてありました。
山城でも城跡近くに24時間のスタンプがあるのはとても助かります。

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これはどこの堀切でしょう。この旅はモデルの分からない城ばかりです。。

スタンプの近くにパンフレットは見当たりませんでした。
あとで調べてみると会津美里町インフォメーションセンターに行くかHPでダウンロードしないといけないようですね。
» 向羽黒山城跡リーフレット « ミサトノ.jp | 会津美里町ポータルサイト

無いものは仕方ないので、手探りで資料館脇の道を車で進みます。
相変わらず離合困難な細い道+崖でしたが、三春城ほどの怖さは感じず、ずっと進むと一の曲輪下の駐車場に到着。
ちなみに、向羽黒山城では、本丸・二ノ丸、、、ではなく、一の曲輪・二の曲輪、、、と呼びます。

車を停めた時点でも周りは雲で真っ白。。。諦め半分で登城開始。
なお、登城口は駐車場近くの階段で、パンフレットなしでも迷いませんでした。

登城路は完全な山道。
きちんと整備されているのでスニーカーでも登れはしますが、雨のなかだと靴がびしょびしょ。。
途中非常に大きな竪堀があったのですが、写真は撮っていませんでした。
今思うと、あれだけ大きな竪堀はほかの城跡でも見たことがありません。

山頂付近からの写真です。

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これでも雲が晴れてきた方なんです。実は。

ちなみに、足元が落ち葉に覆われているように見えますが、これは脇を映しているからで、順路はちゃんと整備されていて落ち葉はほとんどありません。

登り始めて15分くらいで山頂の一の曲輪に到着。
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平場がきちんと残っていて良い雰囲気ではあるのですが、いかんせん何も見えない。。。
ここからの景色を見て当時に思いを馳せたかったのに。

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山頂からの景色。
晴れていれば鶴ヶ城会津若松の街並みも見えるはずなのですが。。。

というわけで雨もぽつぽつ降り始めたところでそそくさと退散です。

感想

満足度 2.5/5(晴れていれば。。。)
東日本最大級の山城といいつつ、雲に覆われていたことで、その広さを感じることはできませんでした。
ただ、一の曲輪までの道中の竪堀の残り具合などから片りんを窺い知ることはできました。
車でのアクセスはさくっと見て回る分にはとても好都合で、スタンプの管理法も含めて続100名城を巡るにはとてもありがたいお城。広さを感じるには歩いた方が良いのでしょうが、隅々まで堪能しようとすると何時間かかるかわからないので、最初はこれくらいが良いかな。

なんにせよ、山城は天気の良い日に行かないとダメですね。。

会津の馬肉

雲の中の山城の写真だけというのはあんまりにもあんまりな気がしたので、前日食べた馬刺しも簡単にご紹介。
飛び込みで入ったお店でしたが、今まで食べたことないくらい美味しかったので。

ちなみに、会津の馬肉食文化は戊辰戦争がきっかけで広まったのだとか。
そして馬刺しを食べるようになったのは冷蔵庫が広まってからだそうで、意外と新しい食文化なのです。

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出てきたのはこちらの3種でした。(部位は忘れました(笑))

これだけ分厚いのも初めて見ましたが、食べてびっくり。
見た目も相まってマグロ中トロの刺身と間違えるくらいの柔らかさ、そして口の中で溶けてなくなりました。初体験。
肉なのにあっさりとしていて、食後感も魚の刺身を食べているよう。何枚でも行けてしまいます。

馬肉は弾力があるイメージでしたが、まるで違うのは、馬の種類が異なるからだとか。
もともと生肉は得意ではなかったのですが、このお肉だけは特別。
再訪時には是非もう一度食べてみたいと思わせてくれる美味しい馬肉でした。

お店の名前もメモを忘れてしまいましたが、会津に向かわれた際はぜひ。

基本情報

羽黒山
福島県大沼郡会津美里町船場

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

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三春城(110)-2019GW東北城巡り⑨

二本松城のあと、さらに福島の百名城を巡ります。
白河小峰城に続けて三春城も散策。
有名な滝桜は見ごろを過ぎていましたが、資料館付近にも立派な満開の枝垂れ桜がありました。

ちなみに、白河小峰城訪問記は少し前にご紹介したものです。

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お城:三春城(110) 福島県田村郡三春町
HP: 三春城跡 | Find!三春 【みはる観光協会~福島県三春町】
訪問日:2019年4月

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概要

三春城は、1504年に田村義顕が築いたのが始まりとされます。
蘆名氏、相馬氏、岩城氏、伊達氏、佐竹氏などの有力大名に囲まれ、それらより力の劣る田村氏は姻戚関係を結び、豪族同士の利害関係を利用して領地を保っていましたが、やがて伊達氏に従属。
伊達政宗の指示により小田原征伐に参陣しなかったことから奥州仕置によって改易されました。

その後、蒲生領、上杉領、再び蒲生領、加藤領となった後、1628年に松下長綱が3万石で入り、近世城郭への改修を行っています。
1645年には秋田俊季が入城し、居館を山麓に移して平山城の形に改修、本丸下段には天守の代わりの三重櫓が再建され、明治維新まで存続しました。
戊辰戦争では棚倉城落城を受けて奥羽越列藩同盟を脱退し、無血開城しています。

なお、明治4年に廃城となり、建物や石垣などは取り壊し、払い下げとなっているため、ほとんど残っていません。

松下氏の改修を受けた後の近世城郭としての三春城は、山頂の本丸、西側の二の丸、南東側の三の丸、その周囲に屋敷が配置された構造をしていました。

訪問記

三春町歴史民俗資料館

立派だった白河小峰城で思いのほか時間を使ってしまったこともあり、急いで三春城へ向かいます。

まずはスタンプと勉強のために三春町歴史民族資料館へ。
Googleマップによると約1時間。白河小峰城出発は15:30.
間に合うか間に合わないか微妙なラインです。

三春町役場脇の道路から資料館へ。
最後の道は1車線分の細い道+急坂でかなりの恐怖を感じましたが、何とかかんとか駐車して資料館へ。

タイムアップでした。
そもそも16:30閉館だと思っていたら最終入場は16:00だったので、15:30に白河小峰城を出た時点で間に合うはずがなかったのか。
ですが、資料館周りの桜がとてもきれいだったので来た甲斐はありました。

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立派な枝垂れ桜がたくさん。
見渡す限りの桜色。

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そして、資料館閉館から時間もたっていたからか、ほかにお客さんはいませんでした。
独り占めです。

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立派な桜。

滝桜は終わっている時期でしたが、まだ見られる桜があったなんて。
急いで来た甲斐がありました。ギリギリ明るいうちに見られてよかった。

三春城

さて、桜を堪能したら、本格的に暗くなる前に時間と戦いながら三春城へ。

初見では入るのに勇気がいるコンクリ舗装の細い激坂道、お城坂を入ります。
対向車が来たらすれ違えない細さです。
ちなみに、看板には三春城ではなく別名の舞鶴城で書かれていました。
また、お城坂に入ってからは駐車場などの案内板はありません。
最後のアクセスは要注意です。

お城坂を登ると、途中何か所か開けた駐車場があります。

最も本丸に近い駐車場は、二之門を過ぎてずっと進んだ先、右手前への急な脇道の先にあります。
駐車場自体は広いですが、そのための入り口は切り返し必須の急さ、かつ山道にガードレールはありませんので、運転に自信のない方は手前の二之門の駐車場が良いでしょう。

ちなみに私はチャレンジしましたが、駐車場の場所も把握しておらず、切り返しになった時点で頑張る気をなくしました。
パンフレットには駐車場の場所も含めて書いてあるので、そういう意味でも資料館に間に合わなかったのが痛かった。。

諦めた駐車場から本丸までは道なりに進んですぐです。

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本丸下の城址碑遠望
本丸付近、縄張りは綺麗に残っていますが、机や東屋なども整備されていて、ちょっと公園感も感じる作り

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石碑と案内板。
看板といい三春城より舞鶴城の名の方が地元の方にはなじみ深いのかもしれませんね。

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石碑脇を登ると本丸です。
100名城ガイドブックによると本丸にスタンプが設置されているそうですが、見当たらない。。。
散々探して、二ノ丸という杭が建てられた曲輪に発見
なぜ?と思ったら、本丸が上下二段になっていて、戦国時代は二ノ丸と呼ばれていたようなので、杭も戦国時代に倣ったとか。。
やっぱり最初に資料館に行っておくべきだったかな。

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スタンプは印影くっきりです。
場所は分かりにくいですが、いつでも押せるのは助かります。

そしてスタンプ捜索騒動で時間を使ってしまい、本格的に暗くなってきたため、これ以上の遺構は見られませんでした。
本丸上段も見たのですが、スタンプ捜索に集中していたので、あまり覚えていません。残念。

本日の宿泊先、会津若松まで移動です。

感想

満足度 3/5(桜でプラス1点、本丸に直で行ってしまったためマイナス0.5?点)

ほぼ桜の写真になっていることからもお分かりの通り、桜が印象の6割は占めているかもしれません。
本丸付近、山城の曲輪は残っていますが、本丸付近だけでは城跡としての満足度は腹五分目くらい。
お城跡として堪能するならちゃんと下から登らないとダメですね。
蒲生氏時代の石垣なども残っているようなので、その辺の見どころを見落とさないためにも資料館に先に行くことをお勧めします。

基本情報

三春城
福島県田村郡三春町字大町

  • アクセス
    電車:JR磐越東線三春駅 徒歩30分 
       三春駅からバスで三春町役場または保険センター下車徒歩すぐ
       郡山駅からバスで三春町役場下車徒歩すぐ
    車: 磐越道山東IC、船引三春ICより10分
       無料駐車場あり(ふもとの藩講所付近、山腹二之門、その先にそれぞれ)
  • スタンプ・開館時間
    1 本丸(現地では二ノ丸と書かれた曲輪)
      捺印自由です。
    2 三春町歴史民俗資料館
      福島県田村郡三春町字桜谷5
      9:00~16:30 入場は16:00まで
      毎週月曜日(祝日の場合開館)、祝日の翌日(土日の場合開館)年末年始休館
      入館料:一般・大学生300円、小中高校生:150円
      無料駐車場10台程度
  • 城跡
    散策自由です。
  • 所要時間
    二ノ門付近まで車なら~0.5時間
    麓から見たらもう少しかかるかもしれません。
  • 付近のスポット
    近くの百名城だと白石城白河小峰城でしょう

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

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二本松城(11) -2019GW東北城巡り⑧

この日2城目は福島県に移動して二本松城へ。
石垣がとても立派で、城域も広く見どころ盛りだくさんでした。
本丸しか見られませんでしたが、麓にも門だったり二本松少年隊の碑などの見どころがあるようで、もっと時間を取っておくべきでした。
コロナが落ち着いたらまた行かないと。

お城:二本松城(11) 福島県二本松市
HP:二本松城
訪問日:2019年4月

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概要

二本松城1414年に畠山満泰が築いた山城が始まりとされます。
畠山氏が伊達政宗に滅ぼされて伊達の至城となったのち、奥州仕置に伴い蒲生氏が入ると、本丸下に石垣が組まれた城郭に改修されました。
その後、1627年に加藤氏が入り、山麓部分の高石垣などの大改修が行われ、近世城郭として整備されました。

1643年には丹羽光重が入封、本丸の石垣などが整備されました。
また、城下町の大整備も行われ、現在の二本松市街地につながる町割りが整備されました。

1868年の戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に入って新政府軍と戦いましたが、落城。その際の二本松少年隊の悲話は有名です。
二本松の戦いのあと、廃城令によって残る建物も破却されましたが、本丸石垣や天守台、箕輪門などが復元され、今に至ります。

訪問記

米沢城訪問ののち、車で二本松城へ。
まずは、二本松市歴史資料館に立ち寄ってスタンプをいただきます。

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モデルは二階櫓と箕輪門ですかね。行けてない。。。

スタンプゲット後、時間の都合で資料館はごめんなさいしてお城跡へ。

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二本松城は山上の本丸と麓の三ノ丸とからなる梯郭式の平山城です。
本丸と三ノ丸は結構離れていて徒歩15分くらいかかります。
今日は本丸のみの訪問。本丸近くの乙森駐車場に向かいます。

途中の道からはきれいな花畑が見られました。

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菜の花でしょうか。

この菜の花?畑のあとは道がかなり細くなりますので、注意が必要です。対向車が来ないことを祈りながら。

無事に対向車に当たらずに乙森駐車場まで到着。
ここから本丸石垣までは直ぐです。

すぐ目の前に立派な本丸石垣がお出迎え。
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積み方が・・・で、と言えれば格好いいんでしょうが、残念ながらそこまでの知識はありません。
それでも見ているだけで惚れ惚れするような立派な石垣です。
余計な解説はいらないですね。
山の上に高い石垣がある様はこれぞお城感があってとても良いです。

地図を見るとこの道の左手下にも高石垣があるようですが、現地では気づかず。。
もったいないことをしました。

そのまま進んで本丸内部へ。
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櫓台から虎口を眺めます。
再建なのでばっちり整備されていますが、自分くらいのラフな城好きにはこれくらいの方が当時を想像できて良いです。

立派な本丸にも関わらず、GWでも人は少なめ。
時期を選べば独り占めできるかもしれませんね。

天守台方面を眺めます。
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本丸石垣を上から見下ろしてみたくてギリギリまで行ってみたら、何とか天守台石垣は全景を入れられました。
柵が見えると現代に戻ってしまいますが、この高さなら柵がないと危ないですし仕方ない。

本当は麓も回りたかったのですが、この後も2つお城を回る予定だったので本丸だけで今日は終了。三春城へ出発です。
麓にある再建された二階櫓箕輪門多門櫓などの建造物、二本松少年隊銅像などの見どころはまた今度のお楽しみに置いておきます。

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感想

満足度 3.5/5(本丸のみ)

東北地方には石垣を持つお城は少ないですが、二本松城の本丸は山城といってよい山の上にあってとても貴重です。
高い山の上に石垣がある様は、これぞ城というような雰囲気があって好きです。

今回は本丸しか見られていませんが、広い城域で複数の城主が石垣を整備しているので、場所によって違った雰囲気を持つ石垣を一度に見ることができるところも特徴でしょう。
麓には再建された櫓もあるので、再訪したい気持ちが高まりました。

本丸近くまで車で行けるアクセスの良さも、ある意味助かりました。

基本情報

二本松城
福島県二本松市郭内3丁目・4丁目

  • アクセス
    電車:JR二本松駅から徒歩20分で内城入口、入口から本丸まで徒歩15分
    車: 東北自動車道 二本松ICから5分 無料駐車場あり
       三ノ丸付近のほかに本丸付近にも駐車場があります
  • スタンプ・開館時間
    1 二本松市歴史資料館受付窓口
      福島県二本松市本町1-102
      9:00~17:00 入場は16:30まで
      毎週月曜日(祝日の場合翌平日)、年末年始休館
      入館料:大人100円、高校生:50円、小中学生:30円
      無料駐車場もありますが小さめです。
    2 JR二本松駅構内観光案内所
      JR二本松駅構内
      9:00~17:30
      年末年始休業
  • 城跡
    散策自由です。
  • 所要時間
    本丸だけなら0.5時間
    麓と一緒に回る場合は、再訪時に追加します。
  • 付近のスポット
    近くの百名城だと米沢城、白石城三春城白河小峰城でしょうか

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ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

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米沢城(109)-2019GW東北城巡り⑦

城巡りに戻って最初は米沢城。
今は上杉神社になっています。
遺構はあまり残っておらず、また上杉まつりと被ってしまってお祭りを見にきたかのような状態でしたが、上杉家関連の石碑、銅像の数はさすがで、地元に愛されている様子がよく伝わりました。

お城:米沢城(109) 山形県米沢市
HP:米沢城址(松が岬公園):やまがたへの旅/山形県観光情報ポータルサイト

訪問日:2019年4月

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概要

米沢城は、本丸を中心に、二の丸、三の丸が取り囲む輪郭式平城でした。
当時から石垣ではなく土塁で本丸を囲んだ城郭でした。
また、天守は構えられず、本丸の2基の御三階櫓が天守の代用とされており、その他、二の丸にも4基の二階櫓が築かれていました。

その歴史は鎌倉時代にさかのぼります。
鎌倉時代中期に長井時弘が築城したとされますが、史料や遺構は確認されていません。
その後、南北朝時代に伊達氏が侵略、安土桃山時代まで伊達氏の支配下となります。
また、晴宗の時代からは米沢に本拠地を移し、政宗もこの地で生まれたとされます。

1591年、政宗豊臣秀吉の命により岩出山城に移り、代わって蒲生氏が米沢に入ります。この時米沢城は改修を受けています。
1598年、上杉景勝120万石会津に入封し、重臣である直江兼続が城主となりました。
関ケ原の戦いでの西軍の敗戦により上杉氏は米沢30万石に大減封され、以降は上杉氏の居城として明治時代に至ります。
この間、1608年に兼続の手により近代城郭としての大規模な改修を受けています。

また、関ケ原の戦い後の大減封、その後のさらなる減封にも関わらず家臣団をほとんど解雇しなかったことは、のちの深刻な財政難につながります。
8代藩主・重定は藩領の返上を本気で考えていたほどでしたが、9代治憲(鷹山)の藩政改革により見事に財政は建て直されました。

明治期の破却を経て、本丸は上杉神社に、二の丸、三の丸は市街地となっていますが、二の丸では松岬神社、三の丸では餐霞館跡などの文化財が見られます。

訪問記

蔵王温泉を出発して午前中に米沢市に到着。
ですが、街中がなにやら大変な人。
米沢上杉まつりと被ってしまったようです。

米沢城の駐車場も広いのに満車。それでも次から次へと車が来て大混乱。。。
仕方なく離れた街中の駐車場に駐車することになりました。
下調べは大切ですね。

改めて徒歩で米沢城へ。

お祭りはいったん置いておいて、まずは城跡探索へ。
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米沢城は現在は上杉神社となっていて、ほとんど遺構は残っていません。
こちらはその中で数少ない遺構である本丸へのお堀
ちょっと小ぎれいすぎる気もしますが。。

お堀端の桜は散ってしまっていますが、時期が来れば綺麗なんでしょう。

中は上杉神社です。
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ここを見ると完全に神社ですね。お祭りも相まって城跡感はありません。

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近くに上杉謙信銅像を発見。上杉の本拠地ですから。

謙信像を見物後、向かいにある米沢観光コンベンション協会へ。
人込みにもまれながらスタンプをゲット

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モデルは、どこでしょうか… 上杉の毘の旗は分かりますが。
すごい人で落ち着いてスタンプを押すこともできませんでした。お祭りだからでしょうか。普段からこんなだったらちょっと。。。

さて神社を散策です。
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上杉鷹山銅像。近くには伊達政宗生誕の地の碑だったりと銅像がたくさん。

上杉鷹山は屈指の名君としてエピソードに事欠かない人です。
成せばなる 成さねばならぬ何事も 成らぬは人の成さぬ成けり」は有名な名言です。
自ら率先して質素簡約を奨励しつつ、倹約と並行して産業奨励や災害対策の非常食の普及にも尽力していたとか。視点の広さに驚かされます。

上杉まつりでも非常食にもなる垣根、ウコギの苗を販売していました。
今も上杉鷹山の精神が息づいていることに驚きです。

参拝を済ませて、お堀端を上杉伯爵邸へ
二ノ丸跡に建てられた14代茂憲伯爵邸で、初代の大邸宅は火災で焼失してしまいましたが、大正時代に再建された邸宅と庭園を見ることができます。

建物は料亭になっています。
そろそろお昼時ですが、お祭りの影響もあってか満席。。
自由に散策できるお庭だけ見させていただきました。
写真を撮るのも憚られるような落ち着いた雰囲気の緑がきれいな日本庭園。
こういう雰囲気は良いです。ここにも上杉鷹山がいたような。

戻って上杉博物館方面へ。
上杉博物館の前の芝生広場ではカラオケ大会中。
遠くからも緊張が伝わってくる出番待ちの方を応援しながら横を通り過ぎます。

出店がたくさん出ていた方にお昼ご飯を探しながら進むとまたいらっしゃいました。

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鷹山先生。
逸話を勉強すればするほど鷹山公と呼びたくなる気持ちはよくわかりますが、ちょっと近距離に多すぎるような笑

最後に、近くの上杉城史苑のレストランでお昼ご飯とお土産を済ませて、米沢城終了です。

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もちろん米沢牛をいただきました。美味しかった。

次は二本松城です。

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感想

満足度2/5
完全に神社になっているので、お城跡感は皆無です。
もともと天守はなく、石垣も少なく土塁メインの質素なお城だったということも影響しているのかもしれません。
探せば土塁なんかも残っているそうですが、お祭りの日はそれどころではありませんでした。

遺構という意味ではあまり見どころはありませんが、神社はとても立派です。
銅像や石碑を見て思いを馳せるのが良い回り方でしょうか。

基本情報

米沢城
山形県米沢市丸の内1-4-13

 

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

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蔵王温泉郷 -2019GW東北城巡り⑥

山形の宿は蔵王温泉へ。
あまり宿泊先にこだわらないのですが、珍しく温泉宿に泊まってみました。
樹氷で有名な蔵王ですね。

蔵王温泉日本最古の温泉の一つに数えられ、日本武尊蝦夷征伐に従軍した吉備多賀由が西暦110年に発見したともいわれます。
また、最上義光も愛したとか。

玉川温泉に肩を並べるほどの強酸性硫黄泉で、pHでいうと1-2程度。
貴金属も腐食させてしまいますね。
それゆえ様々な効能があり、美肌の湯石鹸いらずの湯子供が丈夫に育つ湯といわれています。

そんな蔵王温泉共同浴場や温泉街を回ってきましたので軽くご紹介。

1.蔵王温泉大露天風呂 2.五感の湯つるや 3.下湯 4.上湯 5.酢川温泉神社

蔵王温泉大露天風呂

到着して最初に向かったのが蔵王温泉大露天風呂
200人入れる大きな共同浴場です。

川原にある露天風呂で解放感抜群です。自然の中での入浴はとてもリラックスできますね。
温泉に飽きた子供がそのまま川遊びしているのも微笑ましい。緩さが良いですね。

開放的過ぎて男湯は近くの橋からちょっと見えてますが、入っている分には遠くて気になりませんし、こんな緩さもまた良いものかなと。

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入り口。ここから階段を下りて入っていきます。
トイレは温泉の近くにはありませんので、下りる前に駐車場のものを借りていく必要があります。

入浴料は600円。タオルも購入可能です。
石鹸シャンプーは使用禁止です。そもそも洗い場がなかったような。
掛け湯をして入ります。

湯舟は2段に分かれています。
下に行くほど温めですが、それでも熱い。
ほかの共同浴場よりは温度低めなようですが、それでも熱い(笑)
酸性なので余計に熱く感じるというのもあったんじゃないかと。
上段はとても長湯できる温度とは思えませんでしたが、地元も猛者たちが楽しそうに長湯していて驚きました。
おとなしく下段でのんびり。

GWだったので人も結構多くて自然の音を楽しむ雰囲気ではありませんでしたが、川の流れを見ながらの入浴はとてもリフレッシュできて良いです。
温泉から直接川遊びしているのも楽しそうで少し童心に帰りたくなりました。

ちなみに、風呂場は男女別で、共通の待合室があります。
玉こんにゃくを売っていたような。

基本情報

蔵王温泉大露天風呂

  • 営業期間: 5月ごろ~11月下旬
  • 営業時間: 平日 9:30-17:00(最終受付16:30)
          休日 9:30-18:00(最終受付17:30)
  • 入浴料:  大人600円 子供(満1歳~12歳未満)350円
  • 駐車場:  無料駐車場あり(60台)
  • HP:www.jupeer-zao.com

大露天風呂の駐車場脇はスキー場。

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GWなのに雪が残ってました。まさかこの時期に雪合戦できるなんて。

五感の湯つるや

宿泊は五感の湯つるやさん。蔵王温泉バスターミナル目の前のお宿です。
館内の写真はありませんので、さらっとだけ。

www.tsuruyahotel.co.jp

もちろんここでも温泉に入って、それもとても良かったのですが、その中でも貸し切り露天風呂がとてもよかったです。
気心の知れた仲間と楽しく入浴できるので、貸し切り露天風呂は好きです。
宿泊プランについてきたので無料でしたし。

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晩ご飯は蔵王牛のしゃぶしゃぶ
蔵王牛は初めて聞きましたが、立派なお肉だけあってとても美味でした。
ちなみに手前に見えるのは、お昼も食べたそばがきです。
こちらはお出汁に味付けがしてあるタイプでした。

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部屋からの眺め。遠くに見えるのは蔵王連峰ですかね。

蔵王温泉郷散策

翌朝出発までの短い間に温泉街散策。

酢川沿いに開けた温泉街を酢川温泉神社方面へ。
酢川は、蔵王温泉の温泉水が流れ込んでいる関係で湯気が立ち上り、また白く濁った川になっています。
街中に湯気が漂っているのは温泉街風情がありますね。

蔵王温泉には大露天風呂のほかに上湯下湯川原湯の3つの共同浴場があります。
いずれもすぐそばに立地しているので湯めぐりにはうってつけのロケーションです。

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下湯の前にあった足湯
蔵王温泉のお湯はこんな感じの白濁したお湯でした。

そのまま道なりに進むと上湯さん。
江戸時代からある歴史ある共同浴場です。
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こちらは上湯の裏手にあった水車。
蔵王温泉特産のいがもちというお餅の原料となるもち粉をするために使われていたものだそうです。
もともとは酢川が滝のようになっている、どんどんびきにあったものだとか。
いがもちも時間があれば食べてみたかったのですが、8時前ではそうもいかず。。

このあと、酢川温泉神社を参拝して、3日目出発です。米沢城へ。

 

tmtmz.hatenablog.com

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

tmtmz.hatenablog.comPS.
夏の旅行シーズンを前にまた感染者数が増えてきましたね。。。
そんなに早く元の日常には戻れないだろうと思っていましたが、こんなに早く感染が拡大するとは。
感染を抑えるには前みたいに人と人の交流を減らすことが有効だとは思いますが、ずっと自粛していたらコロナ以上に経済でダメージを受ける人が出てきてしまいます。
ブレーキを掛けたり放したりしていく必要があるのでしょうが、自分の周りだけでは判断できないので全体が見えないといけませんし、誰もやったことないのでそもそも塩梅が難しい。
一個人としては、お上の言うことをよく聞きながら、感染しないさせない新しい日常を見つけていくしかないでしょうか。

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将棋の街 天童 街歩き、山形郷土飯 -2019GW東北城巡り⑤

山寺の後はお昼ご飯に鳥中華というラーメンを食べて天童市をぶらり。

鳥中華は来るまで知りませんでしたが、山形のご当地ラーメンとしてインスタント麺にもなっている、知る人ぞ知る存在のようですね。
前夜に食べた芋煮なども併せて、ご当地料理をたくさん食べられて大満足。

その後ぶらついた天童市はさすがは将棋の街。街中の将棋推しがすごいです。

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鳥中華@水車生そば

山寺のあと、お昼ご飯は天童市にある水車生そばさんへ。鳥中華発祥の店です。

このお店、名前の通りお蕎麦屋さんなんですが、まかない飯として出していたラーメンが裏メニューとなり、取材を受けた際に正式にメニューになったものだとか。

今では周辺のお店でも出されるご当地ラーメンとなっています。
蕎麦屋さんの親子丼とかも聞きますし、料理の基本は共通しているものなのでしょうか。

そんな水車生そばさんには13時ごろ到着。ですが、すごい行列。。。
駐車場は80台収容と広くて困りませんが、300人も入れる店内でこの時間でも待つ人気ぶりに驚きです。
30分ほど待ってようやく入店。お腹空きました。。

こちらが注文した鳥中華
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そばに使う和風だしにラーメンの麺、鶏肉に天かす、三つ葉、ネギなどのトッピングが特徴的です。
のっているものは、そのまま蕎麦のそれのような。まぁ元々まかない飯ですしね。

味は、和風だしベースであっさり目ですが、しっかりコクのある美味しいものでした。
鶏肉は、チャーシューのような固く似たものではなく、柔らかいもの。
和風のラーメンは好みなのでとても美味しく頂きました。
ごちそうさまです。

もう一つ珍しいメニューがあったので注文。

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かいもち(そばがき)

そば粉を練り上げたもので、コメの代用食として食べられたものだそう。
つけだれで楽しみます。
もちもちした食感とつけだれの味わいがこちらも美味でした。

水車生そばさんの基本情報はこちら。

手打 水車生そば
〒994-0025 山形県天童市鎌田本町1-3-26
800円(平均)800円(ランチ平均)
r.gnavi.co.jp

そのほかの山形郷土飯も一気に放出
美味しいものがたくさんありました。

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山形といえばの芋煮
芋煮会が有名ですが、確かにみんなでつつくのにちょうどいい料理でした。
地元の飲み屋さんのメニューにもほしくなります。
あぁ普通に飲み屋さんに行ける日が来てほしい。。

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これはなんのお蕎麦だったかな笑

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玉こんにゃくのオブジェ。
実はベンチになっているんです。前夜の飲み屋さんの近くにあって思わず一枚。
もちろん玉こんにゃく自体も美味しく頂きました。

天童街歩き

話は戻って、鳥中華の後は天童市の街中をぶらり。

天童市将棋の駒の生産量シェア95%以上を誇る将棋の街ですね。
その由来は江戸後期の生活の困窮に対する藩士の救済がきっかけだそうです。
こういう困ったときにアイデアを出せる人間になりたいものです。

今の天童市は、将棋に溢れています。

まずは天童駅前にある天童市将棋資料館へ。
館内は狭いですが、古の将棋盤、世界の将棋盤、現代のタイトル戦の展示など、将棋ファンでなくても印象的な展示でした。

25×25の盤面に93種類167個の駒を使う泰将棋を指したことがある人は本当にいるのでしょうか。

天童市将棋博物館HP
bussan-tendo.gr.jp

そのまま天童駅の土産物売り場へ。
ここでももちろん将棋推し

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3月のライオンは映画しか知りませんでしたが、漫画原作だったんですね。
そしてその聖地が天童市。そこらじゅうで名前を見る訳です。
もちろん将棋盤、駒も売ってますよ。

街中には地面に電柱に詰め将棋がたくさんありました。
考えられる人にはたまらないんだろうなぁ。

水車生そばさんの近くには駒屋さんがありました。

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将棋盤もあります。
その辺に普通に将棋関連施設があるのは特徴的。

最後は将棋村天童タワーさん
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お土産物屋さんの感じで見て回りましたが、調べてみると将棋の駒作り体験なんかもやっているようです。
お土産物コーナーも半分くらい将棋関連グッズでした。

町中に将棋が溢れていて、将棋ファンには堪らない街でしょう。
将棋は打てませんが、街歩きするだけでも面白い町でした。

後ろ髪を惹かれつつ、宿泊先の蔵王温泉へ向かいます。

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ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

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山寺 -2019GW東北城巡り④

いったんお城から離れて宝珠山立石寺、通称山寺を訪問。
松尾芭蕉「閑かさや岩にしみいる蝉の声」の舞台です。

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山寺といわれるだけあって険しい岩山にへばりつくように立っていましたが、登りきると下界とは違った世界に少しだけ入れた気がしました。
景色ももちろん最高でした。

 

訪問記

山形城訪問のあと、車を借りてドライブです。
山形市街地からは車で30分くらい。

ですが、山寺周辺は駐車場渋滞がひどくて最後にとても時間をロスしました。。さすがはGW。
近くにJRの山寺駅もあるので、電車で来ても良かったかな。

しばらくさまよったあと、たまたま空いた駐車場に車を置いて、登山口を目指します。

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お寺に来たはずなのに登山口
でも登ってみると確かに登山した気持ちになるので正しい表現です。

入り口の先はいきなりの石段

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これくらいは序の口です。トータル1015段ありますから。

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最初の石段を登ると根本中堂に到着。
観光協会さんのHPによると、国指定の重要文化財でブナの建造物としては日本最古だそうです。
人は多いですが、寺社仏閣に参拝すると落ち着いた気持ちになれるのが良いです。

そのまま奥に進むと山門です。

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ここから本格的な山登りがスタート。
大仏殿のある奥之院まで1015段の石段。気を引き締めて向かわないと。

山門の石碑にも山寺の文字が入っていますね。通称といいつつ立石寺からも認められた名前なんですね。

入山料を払って「登山」スタートです。

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登り始めて10分ほどでせみ塚に到着
この蝉は、閑かさや岩にしみいる蝉の声の蝉です。
芭蕉の句をしたためた短冊を埋めて石の塚を建てたものだそうです。

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さらに10分ほどで開山堂に到着。
立石寺を開いた慈覚大師円仁を祀るお堂で、崖下には大師の御遺骸が埋葬されているそうです。
奧にある五大堂からの眺めも楽しみですが、ぐっとこらえて先に奥之院へ。

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奥之院に到着。山門から大体25分くらい。登りきると結構達成感がありました笑
ただ、登り切ったテンションだったり、見ての通りの人が多さだったりで、参拝してもあまり厳かな気持ちにはなりませんでした。

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その分、普通の観光地かのように景色を堪能しました。
登り切った甲斐のある良い景色です。満開の桜もよい味出してますね。
山の上なのでGWに満開になるんですね。

下りながら途中のお堂を巡ります。

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三重の小塔
日本最小規模の三重の塔だそうです。
ちょっとこの写真では分かりませんが、この扉の中にあるはず。

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もう一度桜とお堂を中心に景色を眺めます。春に来てよかった。

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開山堂に到着。

左の小さなお堂は納経堂で、山内で最古の建物です。
奥之院で四年かけて写経された法華経が納められるそうです。

参拝を終えて、奥の五大堂へ。
こちらは五大明王を祀る道場です。
岩にへばりついて断崖に突き出すように立っていて、上がるだけでも結構怖いお堂です。

ここも人が多く、みんなで譲り合いながら気を付けてお堂に上がると、素晴らしい景色が広がっていました。
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五大堂から山内方面。仁王門がよく見えます。

正面の大きな岩も気になりますが、その岩の上のとんでもないところに立つお堂がとても気になります。釈迦堂でしょうか。
あそこまでどうやって行くのでしょう。そしてどうやって建てたのでしょう。

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今度は五大堂から山寺駅方面。
山間の小さな駅と小集落という感じで、風情があってよいです。

山を下ると建物と枝垂れ桜がお出迎え。
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とても綺麗。ポスターに使えそうですね。春に来てよかった(2回目)

下山口の門までは桜並木でした。
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最後の門でも桜とのコンビネーション。
登り切った疲れを忘れさせてくれますね。

最後に登って消費したカロリーを門前町で取り戻して山寺観光終了です。
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山形といえばサクランボ。さくらんぼソフトです。甘酸っぱくて美味しい。
次に向かう元気が湧きました。

感想

普段、お寺を参拝すると厳かな気持ちになってそれはそれでよいのですが、ここではそれに加えて登山の達成感や素晴らしい景色がついてきて、人気になる理由がよく分かりました。
特に五大堂からの眺めは素晴らしく、この景色を見るためにもぜひ登ることをお勧めします。
桜とのコントラストもきれいで良かったですが、GWはさすがに人が多くて、お寺ではなく観光地に来ている気分でした。
次は人の少なそうな時期、時間帯を狙って、閑けさや、、、の世界を感じてみたいものです。

新型コロナウイルスの関係で閉山していたようですが、5/11から入山再開したそうです。感染防止対策をしたうえで楽しみましょう。

基本情報

宝珠山立石寺(山寺)
山形県山形市大字山寺4456-1

ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。

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