にわかお城ファンの旅行記

にわか城好きの歴史探訪記

周りに影響されて城巡りを始めました。百名城スタンプ目当てだったのに気がついたら沼にハマっていました。

東北百名城訪問記その7 弘前城(4)

延期していた弘前城の訪問記のご紹介。

訪問したのは桜の時期ではありませんでしたが、それでも天守、櫓、当時の説明などで大満足でした。

今年はコロナで大変でしたが、来年こそは桜の時期に行きたいお城です。

ちなみに、こんな感じで盛岡城から北東北を回った昨年夏の記憶です。

tmtmz.hatenablog.com

お城:弘前城(4) 青森県弘前市
HP:弘前公園総合情報|青森県弘前市
訪問日:2019年7月

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弘前市街散策

弘前駅で列車を降りて、弘前城までは市街地散策を兼ねて30分の徒歩移動。
お昼ご飯のお店と魅力的なアップルパイ屋さんを探しつつ、地図で繁華街のようだった中央弘前駅周辺を経由しながら向かいます。

待ちブラルートはこんな感じ。

弘前駅前は普通の地方都市という感じでしたが、中央弘前駅を過ぎると予想通り繁華街に。
八戸もそうでしたが、各中心都市に百貨店があるのは良いですね。
朝早すぎて人出は分かりませんでしたが、ニュースで聞くような地方の百貨店の苦境に負けずに頑張ってほしいです。
魅力的なテナントも入っていそうでしたし。

また、ところどころ歴史ある洋館が建っているのも特徴的でした。
途中にあった建物だけでも、弘前昇天教会聖堂、青森銀行記念館、旧弘前市立図書館などなど。
調べてみると「洋館の街」とも呼ばれているみたいですね。
弘前公園HPのモデルコースはこちら↓
洋風建築を歩いて観てまわろう!(約30分) | 弘前公園総合情報

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弘前昇天教会聖堂
大正期のレンガ造りの教会で、今も現役です。

正直半日では時間が足りませんでした。アップルパイしか調べてなかったから… 
もっと時間をとればよかった。

弘前城

概要

弘前城津軽地方を統一した大浦(津軽)為信が基礎を作り、子の信枚が築城したお城です。
堀や石垣、土塁などがほぼ廃城時の原型をとどめていて、東北地方唯一の現存天守も残っています。
そのほか櫓なども含めて現存する建物は全て国の重要文化財に指定されています。
また、石垣修復に伴って一時的に天守が動かされていることでも有名です。

ちなみに、大浦為信は、逸話が豊富です。

  • 南部氏への臣従状態から奇襲も使いながら領地を拡大させる
  • 南部氏に先立って豊臣氏からの所領安堵を得る
  • 南部氏からの惣無事令違反という訴えに対して、豊臣家の有力家臣への贈り物や小田原攻めの際に南部氏より早く秀吉への謁見を果たしたことで独立大名として認知される

などなど
こちらも勉強してみても面白いかも。

訪問記

駅から徒歩で向かうと、東側のお堀に。
そのままお堀端を南側へ進み、三ノ丸追手門より入城しました。

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この三ノ丸追手門は長く正門として扱われてきた門です。
素木造りと呼ばれる簡素な作りです。
戦国時代の古い形式を残すもので、全国的にも珍しいものとされます。

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城内に入るといきなり桜並木。今は緑の並木道ですが、春はさぞ綺麗でしょう。
朝9時だったので人はまばらでした。歩きやすい。

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しばらく歩くと中濠です。
ほぼそのまま城跡が残っているので、さすがに場内は広いです。

二の丸にある弘前城情報館にスタンプがあります。

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スタンプはもちろん天守ですね。

弘前城情報館は2018年に新しくできた施設らしく最新の映像技術を駆使して歴史を紹介されていました。
弘前城の歴史に関する展示内容も分かりやすくて興味深く、いくらでも長居できる施設でした。
後ろ髪を引かれながら本丸へ。

本丸と北の郭は有料区画。大人320円です。
本丸に入るとすぐに天守がお見えです。
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天守は思ったより小さい印象。
元々はもっと大きな5重の天守だったのが、雷で焼失してしまったそうです。

江戸時代は自由に城の建築ができなかったので、焼失から200年後に海防のための櫓移築の名目で再建したとか。
海からは遠く離れているので海は見えませんし、天守だと思いますが櫓名目ですし、言い訳がうまいです。
大浦為信といい、津軽藩は代々頭が切れる人が揃っていたんですかね。
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天守は足元にあった石垣の工事のために移動中です。

天守曳家という、解体せずそのまま動かす方法で100mほど移動させています。
全景で何となく置物っぽさを感じたのはそのせいですかね。
2021年度には戻すそうなので今しかみられない光景ですが、コロナでなかなか訪問できないのが残念です。。

本丸側から北の郭方面へ抜けます。

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ここも桜の並木道。春はきれいでしょうね。早朝の誰もいない時間に歩きたい。

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一瞬外濠に浮気しました。一面の桜です。

城内に戻ってそのまま北側に抜けました。
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こちらは四の丸北門。別名亀甲門です。
築城後すぐは正門とされていたもののやがて追手門が正門とされたとのこと。
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反対側も質素ですね。

以上で弘前城は終了。大満足のお城でした。また来たい。

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帰りにしっかりとアップルパイもいただきました。

感想

満足度:4.5/5
城内はとても広いです。
お堀や櫓がとてもたくさん残っていて、コアな城ファンでなくても見どころも盛りだくさん。そりゃ人も集まりますよね。
周辺の洋館や武家屋敷も含めて、桜の時期でなくても十分楽しめると思います。

天守は、こじんまりしていますが、絵になります。
中に入った気がしますが覚えていません。。。

個人的には情報館がお気に入り。

アクセス

  • 城跡
    本丸・北の郭:大人320円、子供100円
    植物園との共通入場券もあります。
    9:00~17:00(さくらまつり期間は7:00~21:00)
    冬季(11/24~3/31)は休館のため、入園無料
  • 所要時間
    さくっと見るなら1時間
    くまなく見ようと思ったら2時間以上要るかもしれません。
  • 付近のスポット
    百名城絡みだと浪岡城です。

    tmtmz.hatenablog.com

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