この日2城目は福島県に移動して二本松城へ。
石垣がとても立派で、城域も広く見どころ盛りだくさんでした。
本丸しか見られませんでしたが、麓にも門だったり二本松少年隊の碑などの見どころがあるようで、もっと時間を取っておくべきでした。
コロナが落ち着いたらまた行かないと。
お城:二本松城(11) 福島県二本松市
HP:二本松城
訪問日:2019年4月
概要
二本松城は1414年に畠山満泰が築いた山城が始まりとされます。
畠山氏が伊達政宗に滅ぼされて伊達の至城となったのち、奥州仕置に伴い蒲生氏が入ると、本丸下に石垣が組まれた城郭に改修されました。
その後、1627年に加藤氏が入り、山麓部分の高石垣などの大改修が行われ、近世城郭として整備されました。
1643年には丹羽光重が入封、本丸の石垣などが整備されました。
また、城下町の大整備も行われ、現在の二本松市街地につながる町割りが整備されました。
1868年の戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に入って新政府軍と戦いましたが、落城。その際の二本松少年隊の悲話は有名です。
二本松の戦いのあと、廃城令によって残る建物も破却されましたが、本丸石垣や天守台、箕輪門などが復元され、今に至ります。
訪問記
米沢城訪問ののち、車で二本松城へ。
まずは、二本松市歴史資料館に立ち寄ってスタンプをいただきます。
モデルは二階櫓と箕輪門ですかね。行けてない。。。
スタンプゲット後、時間の都合で資料館はごめんなさいしてお城跡へ。
二本松城は山上の本丸と麓の三ノ丸とからなる梯郭式の平山城です。
本丸と三ノ丸は結構離れていて徒歩15分くらいかかります。
今日は本丸のみの訪問。本丸近くの乙森駐車場に向かいます。
途中の道からはきれいな花畑が見られました。
菜の花でしょうか。
この菜の花?畑のあとは道がかなり細くなりますので、注意が必要です。対向車が来ないことを祈りながら。
無事に対向車に当たらずに乙森駐車場まで到着。
ここから本丸石垣までは直ぐです。
すぐ目の前に立派な本丸石垣がお出迎え。
積み方が・・・で、と言えれば格好いいんでしょうが、残念ながらそこまでの知識はありません。
それでも見ているだけで惚れ惚れするような立派な石垣です。
余計な解説はいらないですね。
山の上に高い石垣がある様はこれぞお城感があってとても良いです。
地図を見るとこの道の左手下にも高石垣があるようですが、現地では気づかず。。
もったいないことをしました。
そのまま進んで本丸内部へ。
櫓台から虎口を眺めます。
再建なのでばっちり整備されていますが、自分くらいのラフな城好きにはこれくらいの方が当時を想像できて良いです。
立派な本丸にも関わらず、GWでも人は少なめ。
時期を選べば独り占めできるかもしれませんね。
天守台方面を眺めます。
本丸石垣を上から見下ろしてみたくてギリギリまで行ってみたら、何とか天守台石垣は全景を入れられました。
柵が見えると現代に戻ってしまいますが、この高さなら柵がないと危ないですし仕方ない。
本当は麓も回りたかったのですが、この後も2つお城を回る予定だったので本丸だけで今日は終了。三春城へ出発です。
麓にある再建された二階櫓や箕輪門、多門櫓などの建造物、二本松少年隊の銅像などの見どころはまた今度のお楽しみに置いておきます。
感想
満足度 3.5/5(本丸のみ)
東北地方には石垣を持つお城は少ないですが、二本松城の本丸は山城といってよい山の上にあってとても貴重です。
高い山の上に石垣がある様は、これぞ城というような雰囲気があって好きです。
今回は本丸しか見られていませんが、広い城域で複数の城主が石垣を整備しているので、場所によって違った雰囲気を持つ石垣を一度に見ることができるところも特徴でしょう。
麓には再建された櫓もあるので、再訪したい気持ちが高まりました。
本丸近くまで車で行けるアクセスの良さも、ある意味助かりました。
基本情報
- アクセス
電車:JR二本松駅から徒歩20分で内城入口、入口から本丸まで徒歩15分
車: 東北自動車道 二本松ICから5分 無料駐車場あり
三ノ丸付近のほかに本丸付近にも駐車場があります - スタンプ・開館時間
1 二本松市歴史資料館受付窓口
福島県二本松市本町1-102
9:00~17:00 入場は16:30まで
毎週月曜日(祝日の場合翌平日)、年末年始休館
入館料:大人100円、高校生:50円、小中学生:30円
無料駐車場もありますが小さめです。
2 JR二本松駅構内観光案内所
JR二本松駅構内
9:00~17:30
年末年始休業 - 城跡
散策自由です。 - 所要時間
本丸だけなら0.5時間
麓と一緒に回る場合は、再訪時に追加します。 - 付近のスポット
近くの百名城だと米沢城、白石城、三春城、白河小峰城でしょうか
ちなみにGW東北城巡りは多賀城からでした。
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