引き続き茨城のお城めぐりは続百名城の笠間城へ
スタンプはコロナ前に押していましたが、当時は雨で登れなかったのでリベンジです。
まずはスタンプを押して登り口まで。
スタンプのある場所は良き歴史交流館でした。
お城:笠間城(112) 茨城県笠間市
HP:笠間市公式ホームページ
訪問日:2019年9月、2021年4月
概要
1219年、笠間氏初代の時朝が築いたとされます。
以後約370年この地を治め、南北朝時代には南朝方として北朝方の佐竹氏を撃退しています。
小田原の役のあと宇都宮氏に攻められ、1590年に笠間氏は滅びます。
その後入った蒲生郷成が天守曲輪や登城路を整備し、近世城郭の姿に改修しました。
江戸時代、藩主は度々入れ替わります。
浅野長直の時代には今の佐白山麓公園の場所に下屋敷を建設し、今も残る城下町の礎を築きました。
江戸中期に入った牧野家が藩主のまま幕末を迎え、明治3年に廃城となりました。
笠間盆地を見下ろす佐白山の独立丘陵に築かれ、茨城県で唯一の本格的な石垣を持つ山城です。
訪問記
続百名城スタンプ@かさま歴史交流館井筒屋
スタートはJR水戸線の笠間駅から。
笠間駅から100名城スタンプのあるかさま歴史交流館井筒屋までは歩いて25分ほど。
今回はバスのタイミングに合いましたが、バスは午前中だけですのでご注意を。
友部駅からもバスがあるそうですが、やっぱり本数が限られています。
という訳で、わずかなバスに乗って井筒屋に到着です。
非常に立派な施設。
ここに続100名城スタンプがあります。
モデルは天守台石垣。楽しみです。
2階には笠間城関連の展示もありました。
ピカピカの施設には笠間城の解説以外に、縄張りが分かりやすい模型もありました。
これが無料とはとても有難い。
そして、何よりありがたかったのは丁寧な笠間城までの道順。
笠間城までと書かれていますが、見学時の天守曲輪への道順や降りる際に下屋敷跡に降りる道順まで詳しく書かれていて本当に至れり尽くせり。
本丸まではGoogleマップでもなんとかなりますが、現地はあまり看板が無いので、城内を初めて回る人には必須の案内です。
こちらはスタンプを押した際にスタッフの方にいただいたパンフレット。
これも大変参考になりました。
スタンプ押印時の対応といい、コロナ禍の制限はありますが少しだけスタッフの方との温かな交流もできたのでほっこりとしました。
笠間城に行かれる際はぜひその前にどうぞ。
笠間城へ
教えていただいた道順に従って笠間城へ向かいます。
井筒屋からはかなりありますが、今日は歩きなので頑張りますよ。
と思ったらすぐに史跡がありました。
大石邸跡
というのも、ここは大石内蔵助良雄の祖父と曾祖父が住んでいた屋敷跡です。
笠間城は浅野長直の時に下屋敷としての御殿を持ちました。
浅野長直の家老であった大石氏もその御殿直下に屋敷を与えられたわけです。
浅野長直は1645年に赤穂に移封となり、大石氏も同じく赤穂に移りましたが、その後もこの地は代々の笠間藩主より家老屋敷として使われていたそうです。
まぁ良雄自身は大石氏が赤穂に移った後の生まれなので、銅像には違和感がなくもないですが、四十七士には笠間出身者も多いのでゆかりの地であるのは間違いありません。
跡地は綺麗な広場という印象ですが、好きな人にはたまらない場所でしょう。
大石邸跡の上にはもちろんかつて下屋敷があった佐白山麓公園があって、そちらから登ることも可能ですが、ここは教えていただいたルートでまず千人溜まりへ。
まずは綺麗な八重桜だけを眺めて登ります。
このさきバス停の由来になった日動美術館も通り過ぎると結構な登りが始まりましたが、春先の綺麗な花を愛でていたら意外とすぐ。
細い山道でしたが意外と車通りがあって、笠間つつじ公園という施設もあるので、時期が合ったら結構な混雑かも?
笠間城へはこのつつじ公園を左手に見つつ右折します。
そろそろ足がきつくなってきますが、頑張りましょう。
折れてすぐに大きな石が道路に落ちていました。大黒石
落ちていたというサイズではないですが、本当に落ちた後と言われています。
というのも、鎌倉時代の僧兵同士の戦いで逃げた側が落としたという説があるそう。
動かすにはちょっと大き過ぎる気もしますが、火事場の馬鹿力かな。
このあたりの道路幅はこれくらい
1.5車線ぐらいだったかな。つつじ公園を越えると狭くなっていきます。
そしてピークで右折すると千人溜まりに到着。
今はここが山上の駐車場になっています。
結構広い。そして意外と車がいる。最近自分以外いない城ばかり回っていたから…
駐車場端の解説板と縄張り図を頭に入れたらスタートです。
大手門跡からスタート。
カードレールと石垣の下げてあげてスタイルの大手門を見つつ、ここから先はまた次回へ。
tmtmz.hatenablog.com
南北朝関連で大宝城や関城もいかがでしょうか。
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