上田城訪問から引き続き、周辺の城下町をぶらぶら。
さすがに一面の城下町という雰囲気ではありませんが、所々に居館の名残や雰囲気の良い商店街も残っています。
いつも時間が合わずに町並みを歩くだけのことが多いですが、この時は珍しく買い物もできました。
散策も楽しいですが、お店に入れるとまた違いますね。
柳町はちょっと足を延ばす必要はありますが、足を延ばして正解でした。
上田藩主居館跡
上田城散策を終えたところからスタートです。
上田城訪問の記憶はこちら。
二の丸橋から大手に抜けて、正面の観光協会のお土産と展示には目もくれず、時間がなかったもので。。。向かったのは上田藩主居館跡。
道中、真田十勇士のパネルはありつつもさすがに市街地でしたが、5分ほど歩くと、そんな街中に残る怪しい方形の堀の一部が見えてきました。
ここが上田藩主居館跡。上田城三の丸に置かれ、御屋形と呼ばれた区画でした。
当時から130mほどの広さで、3つの建物が並べられていました。
下の写真に写る堀や土塁、奥の表門は当時から残る遺構です。
堀は狭くなり、土塁は崩落防止の石積みの改変を受けていますが、このあたりは真田氏の頃の面影を残すそう。
土塀は江戸時代末期の建築。いずれも藩主屋敷に使われていた頃の痕跡を残します。
表門をアップで撮ると、今でも藩主の屋敷に導かれるような気がしませんか。
車が写っているからそんなことはないか笑
そもそも中央の扉が開いているときにこんな間近には居られないか。
今の表門は1790年、松平忠済のころに焼失し、居館とともに再建されたものです。
重厚感もあり見るからに立派な門は、長野県下最大規模の薬医門。
架かっている額の通り、今は上田高校の校門として使われています。
高校に薬医門と言えば水戸城も思い出しますが、こちらは完全に校門として使われています。
こんな校門くぐるだけで賢くなれそう笑
水戸城の薬医門はこちらtmtmz.hatenablog.com
柳町
藩主居館跡、上田高校からさらに歩くこと10分ほど。
上田城からまっすぐ歩いても10分ほど。やってきたのは柳町地区。
旧北国街道に面する、城下町の趣を残す地区です。
都市化、住宅街化した街中に、突如現れる白壁、格子窓、石畳の舗装。
入り口から違った雰囲気があります。
かつては上田城の城下町、北国街道の宿場町として栄えていました。
その名残を、今も所々に残るうだつに感じることができます。
また屋根の高さが揃っていて、整然とした街並みになっている点も柳町の見どころ。
というのは案内板の受け売りですが、写真で本当に真っすぐに屋根が伸びていて、見ていて気持ちいい景色ですよね。
現代人(私)にとっては、街並みの他におしゃれなお店が並んでいることも見どころ。
造り酒屋や
天然酵母が売りのパン屋さん。
ほかにもスイーツ、蕎麦店なんかもありました。
古き良き街並みに溶け込みつつ魅力的なお店が並ぶ、というのもポイントが高い。
パン美味しかったな。
真っすぐ歩けば5分ほどで終わる小さな街並みで、空き地もあったりするのですが、その分、魅力的なお店も多く、
一歩裏路地に入るとなまこ壁の蔵が残っていたりとこれまた魅力的。
上田城観光の際はすこし足を延ばして楽しんでいただければ。
この旅は龍岡城からでした。
長野の歴史ある街並みを巡る旅の記憶です。
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